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西谷久美子さんに贈られたお祝いの俳句

称えよや首都特産の聖夜菓子

花田春兆

社会福祉法人はるのパイ焼き茶房では、世田谷でとれたリンゴを使ったアップルパイを楽しむことができます。お店がある尾山台の駅前どおりはイルミネーションが点灯し、クリスマスの華やいだ雰囲気に包まれています。

西谷久美子さん

社会福祉法人はる、常務理事

横浜市生まれ。資生堂本社(外国部)、品川区役所(児童部)を経て、1991年、精神障害者共同作業所、けやき工房勤務。1994年、世田谷区初の精神障害者の就労支援を目的とする作業所、パイ焼き窯開設。2001年に社会福祉法人はる を創設。法的、制度的、社会的理解が遅れていた精神障害領域と、他障害との格差を埋める運動を積極的に展開。2003年、グループホーム、はるの邑 開設。2004年、世田谷区精神障害者就労支援センター しごとねっと開設。2005年、利用者全員の最賃保障を謳う しごとも 開設。2006年に発足の玉川 障害者地域生活支援機関連絡会にも尽力。2015年、指定特別相談事業、はるの相談室開設。

林博文さんに贈られたお祝いの俳句

年用意人得てこその梨、葡萄

花田春兆

ピアファームの果樹園は、とても広大です。675本の梨の木ひとつひとつへの堆肥いれがようやく終わり、これからは、葡萄の木115本の枝の剪定が始まります。これができるのもみんなの力があればこそ。新しい年が楽しみです。

林 博文さん

特定非営利活動法人ピアファーム理事長

1955年、福井県生まれ。1978年、日本福祉大学福祉学部卒業。1978年、社会福祉法人 希望園に入園し、重度重複障害者の生活介護等に従事。1993年、社会福祉法人コミュニティネットワークふくい入職。分場や事業所設立、事業部門の準備、雇用等の業務を担う。2002年、農業法人有限会社シーネット坂井の設立に参画。2008年、独立分社して特定非営利活動法人ピアファームを設立し、農業に特化した就労継続支援 B 型事業を展開。2011年、北陸農政局管内では非営利団体として初となる認定農業者に、あわら市より承認。2014年、廃業予定だったスーパーマーケットを引き継ぎ、産直市場ピアファームを開店。2015年、観光ブドウ園、あわらベルジェをオープン。

特別賞を受けて

昨年10月22日に90歳、卒寿を迎えられました花田春兆さんに、ヤマト福祉財団より8年ぶり、4人目となる特別賞が贈られました。

例年、小倉昌男賞受賞者にお祝いの俳句を贈呈されてきた花田春兆さんですが、この日ばかりは自らを祝う句をご披露。

受賞後のスピーチも三句でお気持ちを表すとともに「生きててよかったな」と一言、ユーモアあふれるコメントを発し、会場を沸かせました。

ご自身に贈られたお祝いの俳句

生きて来し卆寿の幸を噛みしめよ

スピーチ代わりの俳句:代読、文筆家 坂部明浩さん

まさにまさに卆寿祝の大朗報

生きて来し卆寿の幸に酔う今宵

冬灯も燦今宵は祝杯受ける身ぞ

花田春兆

花田春兆さん

俳人

1925年、大阪府生まれ。本名 花田政国。出生時からの脳性まひにより歩行、起立障害、言語障害がある。1934年、東京市立光明学校に入学。教師のすすめで俳句を始め、俳号、春兆を受ける。1947年、身体障害者による同人誌しののめ創刊。1957年、俳誌、萬緑に入会し中村草田男に師事。1980年、国際障害者年日本推進協議会(現 日本障害者協議会)副代表(現在は顧問)。1981年、内閣総理大臣賞受賞。1982年、総理府障害者対策推進本部参与。1997年、城西国際大学非常勤講師。

著作

句集「端午」「天日無冠」「喜憂刻々」。句文「折れたクレヨン、私の身障歳時記」「鬼気の人」「1981年の黒船 JD と障害者運動の四半世紀」ほか多数。

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