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クロネコ DM 便配達本人による特別報告会

現在、319ヵ所の施設で約1500名の障害のあるかたがたがクロネコメイトとしてクロネコ DM 便配達に従事しています。そのなかから地元での、クロネコ DM 便配達本人による特別報告会の開催を希望する施設を公募し、2施設が報告会を開催しました。

NPO 法人ボランティア仲間九州ラーメン党

そよかぜ福祉作業所は10月15日に益城町文化会館で報告会を開催しました。大規模な報告会にしようと、告知チラシを折り込みしたり手配りでまき、当日は220名ものかたがたがあつまりました。

クロネコ DM 便の配達で努力していること、苦労していること、うれしかったことなどを4人が発表。配達のときに地域のかたが声をかけてくれたり、顔を覚えてくれたりすることが仕事のやりがいにつながっていると報告しました。

そよかぜ福祉作業所は交代で休みをとり、休日や祝日もクロネコ DM 便の配達をしています。

地域のかたがたの笑顔や挨拶に励まされながら、これからもこの仕事を続けていきたいとの言葉に来場者は温かな拍手を送っていました。

NPO 法人いろえんぴつ

いろえんぴつは11月12日に港北区社会福祉協議会で66名の来場者を迎え、報告会を開催しました。

当日は13名のクロネコメイトさんが、インタビュー形式で日々の配達の様子を報告しました。

いろえんぴつは、2地区のクロネコ DM 便を担当し、午前と午後に分け、徒歩で配達しています。毎日同じ時間に同じ道をとおり配達することで、だんだんと地域のかたに顔を覚えてもらい、声をかけられるようになっていったそうです。

鳥や花を観察しながら配達するなどの毎日の楽しみや、DM 便配達での苦労ややりがいについて、それぞれの言葉で発表し、来場者は熱心に耳を傾けていました。

夢へのかけ橋 実践塾 活動報告

新しい体制でふたつの新塾がスタート

昨年の10月2日、3日、秋から新たにスタートするふたつの夢へのかけ橋 実践塾の開講式をおこないました。

そのひとつは新堂塾長、亀井塾長、そして熊田新塾長の3人の塾長が、15名の塾生それぞれの目指す事業形態に応じたアドバイスを適宜おこなう協働体制の塾です。もうひとつは、武田塾長による5万円必達塾。ここには、夢へのかけ橋実践塾を卒業した5施設が、2年間で必ず利用者の給料を5万円以上にする、という新たな決意を持って改めて参加しています。

瀬戸理事長は「塾長をはじめ、多くの先輩たちの成功例をたくさん学び、彼らがどのようなマーケットに着眼し、どのような商品を売って差別化を図っているのか、それをじっくりと読み取ってください」と挨拶。さらに武田塾長より、なぜ給料 UP か、東京学芸大学の菅野 敦教授より、知的障害者の職業能力向上について、の講演がおこなわれました。20名の新塾生たちは、これから2年間で取り組むべき課題と方法をつかもうと、真剣な面持ちで聞きいっていました。

新塾生たちは、それぞれ自己紹介をおこないながら今後の自分の目標、意気込みを発表。各塾長のもとで、利用者の給料増額へ向かって第一歩を踏み出しました。

楠元塾の塾生が1年間の成果を発表

開講式と同時におこなわれた合同研修会で、楠元塾9名の塾生たちが中間報告をおこないました。

試行錯誤の末、この夏にやっと弁当、配食サービスを開始し、1日70個を超える販売数と上々のスタートを切った塾生。1日わずか3個程度の販売数だった厳しい状況から営業努力が実り、いまは70個近くに、三桁の販売数も見え始めたという塾生。すでに1日220個を超え、後1年で350個、月額平均給料5万円の目標を達成すると報告した塾生など、それぞれの成果と今後の目標を次々と発表しました。

分科会ではそれぞれが使っている弁当容器を持ち寄り、見映えとコスト削減を同時に満たせる容器についても検討しました。

楠元塾も後1年を切り、全員が給料増額のゴールに到達できるようにひとつずつ問題解決を進めています。

ふたつの新塾を担当する4人の塾長と挨拶をおこなう瀬戸理事長

ひとつでも多く課題を持ち帰りたいと熱心に聞きいる新塾生たち

それぞれの弁当容器を持ち寄り検討する楠元塾の塾生

残り1年で全員が目標達成をと話す楠元塾長

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