このページと、以下のページは音声読み上げブラウザに最適化済みです。
20世紀イタリアを代表する画家、ジョルジョ・モランディ(1890-1964)。生涯のほとんどを生まれ故郷のボローニャで過ごしています。1907年にボローニャの美術アカデミーに入学。卒業後に美術教師の職を得て1929年まで続けます。この間に知り合ったのが、ジョルジョ・デ・キリコやカルロ・カッラなどです。彼らから影響を受け、形而上派と呼ばれる絵画を制作するようになります。独自のスタイルである静物画を描くようになるのが1920年頃。1930年には母校である美術アカデミーの教授となり、1956年に退職するまで絵画や版画で数々の賞を受賞するなど名声を確立し、1957年にはサンパウロ・ビエンナーレの絵画部門でシャガールをおさえて大賞を獲得しました。
モランディは同じような配置の静物を繰り返し描くことによって微妙に異なる絵画を複数残しています。この繰り返し描くことがシリーズであり、微妙に異なる絵画がヴァリエーションです。声高な主張や強調を排した静謐な筆致は、そのわずかな違いによって見る人の想像力を掻き立てます。一見単調に見える作品は、瓶や容器という日常のモチーフを、配置しては置き直し、また組み換えるという試行錯誤を経て描かれたものであり、シリーズの各々がまったく別の作品として完成しているのです。本展では具象と抽象の間を揺れ動いた彼の作品を具体的作例で示してみなさまに楽しんでいただきます。
本展の美術品取り扱いにヤマトロジスティクス株式会社は協力しています。
フォンダッツァ通りの中庭/1954年/モランディ美術館(ボローニャ) ©Sergio Buono
静物/1951年/モランディ美術館(ボローニャ) ©Sergio Buono
静物/1946年/国立近代美術館(ローマ) ©Roma, Galleria Nazionale d’Arte Moderna e Contemporanea, by permission of Ministero dei Beni delle Attività Culturali e del Turismo
花/1952年/ミラノ市立ボスキ・ディ・ステファノ邸美術館 ©Comune di Milano ‒ Casa Museo Boschi Di Stefano
昨年12月に販売したスワンのクリスマスケーキは一昨年を上回る11万3946個の実績をあげることができました。全国のヤマトグループのみなさま、いつもご協力ありがとうございます。これからもみなさまに喜んでいただける商品の開発を心がけていきます。ありがとうございました。
株式会社スワン