Information Of The Art, デトロイト美術館展

大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち

アメリカにあつまった貴重な文化遺産

デトロイト美術館は、古代エジプト美術から現代美術まで、6万5000点以上を所蔵する米国有数の美術館です。デトロイトはいわずと知れた自動車の街。1885年の開館以来、自動車業界の有力者らの資金援助を得、世界屈指のコレクションを育ててきました。アメリカで最も早く、ゴッホやマティスの絵画を購入したのもデトロイト美術館です。

長い歴史を誇るデトロイト美術館には、危機の訪れもありました。2013年のデトロイト市の財政破綻です。コレクションの売却も取り沙汰されましたが、国内外からの資金援助により、あわや散逸という危機をからくも乗りこえたのです。

選りすぐりの印象派、ポスト印象派の傑作が。

そんな同美術館の名作がついに来日します。皮切りは開館20周年の豊田市美術館から。豊田市とデトロイト市は姉妹都市として交流厚く、車関連の現地日系企業がデトロイト美術館を支援した縁からです。

本展覧会では、初めて欧州から米国に渡ったゴッホの「自画像」とマティスの「窓」が、今度は太平洋を越えてやってきます。モネ、ドガ、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌ、モディリアーニといった巨匠たちの作品が一挙公開。2005年まで非公開だったピカソの「読書する女性」を筆頭に、全52点のうち15点が日本初上陸という見応え十分の企画です。

本展の美術品取り扱いにヤマトロジスティクス株式会社は協力しています。

• 開催期間. 2016年4月27日水曜日から6月26日日曜日まで
• 休館日. 毎週月曜日。ただし5月2日は開館。
• 開催場所. 豊田市美術館
• アクセス. 名鉄豊田市駅または愛知環状鉄道新豊田駅より徒歩15分
• 開館時間. 10時から17時30分まで。入館は閉館の30分前まで。5月13日、20日、27日および6月中の金曜日は20:00まで開館
• 観覧料. 一般当日, 1,400円, 一般前売および団体, 1,200円. 高校、大学生当日, 1,000円, 高校、大学生前売および団体, 800円. 中学生以下は無料。障害者手帳持参のかた、市内在住及び在学の高校生、市内75歳以上は無料。要証明。
• 主催. 豊田市美術館、中日新聞社、東海テレビ放送、日本経済新聞社、ひまわりネットワーク、エフエムとよた
• 後援. 外務省
• 助成. アメリカ合衆国大使館
• 協賛. 日本写真印刷
• 協力. デルタ航空、ヤマトロジスティクス
• 問い合わせ先. 電話 0565-34-6610、公式ホームページ, http://www.detroit2016.com
• 巡回情報. 大阪展, 大阪市立美術館, 2016年7月9日土曜日 から9月25日日曜日まで。東京展, 上野の森美術館, 2016年10月7日金曜日から2017年1月21日土曜日まで

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