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利用者さんの給料増額へ向かって。

夢へのかけ橋 実践塾活動報告。

3月3、4日: 第3回 新堂塾 第3期。

塾生施設を訪ね、ライン化の基本から、具体的な改善点を現場で指導。

3月3、4日に第3回 新堂塾を開催しました。初日は兵庫県三木市でヘルメットなどの組み立て等をおこなう塾生施設、社会福祉法人 三木市社会福祉協議会 はばたきの丘を見学。新堂塾長と東京学芸大学の菅野 敦教授が、どうすれば利用者さんにわかりやすい作業分担と効率的なライン化がおこなえるかを、現場を見ながら細かく指導しました。2日目は、塾生が給料増額への進捗状況を報告。備品の置き場所をわかりやすく見える化した塾生、顧客拡大にネットで200社ぐらいに営業メールした塾生など、各人が努力を続けています。

学校の教室のような作業机の配置では前後の人がなにをしているかわからない。

利用者さんの給料増額に塾生たちが、それぞれに進める活動状況を報告。

2月25日: 亀井塾 第3期 第2回 クッキー、お菓子分科会。

自分たちの商品をパティシエが評価。売り上げアップの具体的なヒントを得る。

2月25日、亀井塾長の施設、ひびき福祉会で亀井塾の卒業生も参加し第2回 クッキー、お菓子分科会を開きました。まず、パティシエが、塾生たちに素材の特性について講義。塾生はパイ生地を使った焼き菓子などを実際に製作しながら、小麦粉に水を いれるタイミングや練りかたのコツなど、プロの技法を体験的に学びました。分科会には、自分たちの商品も持参。パティシエより、「焼きがまだあまいのでは」、「パッケージはなかなかいい」、「これだけの素材、品質なら価格を上げては」など、具体的なアドバイスを受けました。

卵の黄身、卵白それぞれの凝固温度を把握しメレンゲやプリンづくりのコツを学ぶ。中央が久合田パティシエ。

パイ生地を使った焼き菓子のできあがり。

3月24、25日: 第4回、5万円必達塾。

残り半年で、時給500円、月給5万円へ。各人の課題と計画を報告しラストスパート。

3月24、25日、奈良県の塾生 NPO 法人吉野コスモス会で、第4回、5万円必達塾を開催しました。初日は柿の葉寿司やお惣菜を製造する うぃる工房とクッキーなどの製造をおこなう壱陽館の現場を見学。2日目は、残り半年を切り、いかに目標を達成していくか、事業計画などを塾生が報告しました。武田塾長は、「目指すのは利用者さんの時給500円、月給5万円です。原材料に経費を使って付加価値(商品)をつくること。付加価値を大きくするのは販売力です。そこに我々の支援力が問われます」と激励しました。

利用者さんが立ち働くうぃる工房のおせち、お惣菜の製造現場。

「目の前の課題に惑わされず、成果のでない事業は変革すべき」と武田塾長。

2月3日、4日、新堂塾卒業生が新潟に集合: 第2回 フォローアップ研修。

「実践塾を卒業したあとも、利用者さんへのより良い支援と給料増額を目指し続けたい」。意欲ある新堂塾の卒業生たちが、2月3日、新潟県のクリーニングをおこなっているワークセンター日和山で開催したフォローアップ研修に集いました。

「ひとつの顧客に売り上げが偏り過ぎているのが不安でした。そこで営業担当を配置し営業エリアを拡大することに。次第に顧客数が増え、売り上げバランスも改善してきました」と話す卒業生など、各人の報告はお互いの良い刺激になっています。

「利用者さんをいかに育てるかも大切なポイント」と新堂塾長。左より2番目。

「利用者さんが仕事の目的を理解し動ける工夫を」と菅野教授。

社会福祉法人ヤマト自立センター: 第9回卒業者の集い。

この仕事をずっと続けたい。職場は異なっても思いは同じ。

卒業した後も情報を交換し、社会人として自立していく気持ちを高め合ってほしい。2月18日、埼玉県志木市のパルシティ志木で社会福祉法人 ヤマト自立センター、平成28年度の卒業者に修了証書を贈る、第9回卒業者の集いを開催しました。

勤続10年目になる卒業者も。

ヤマト自立センターでは、2年間で就労のための訓練をおこない、企業に就労することで卒業になります。この9年間で輩出してきた卒業者は142名(重複利用者は除く)です。

第9回卒業者の集いには、社会人としてのスーツ姿も初々しい平成28年度の卒業者たちと保護者、さらに歴代卒業者も加えた計123名が集い、にぎやかな会となりました。

瀬戸理事長は、「担当する仕事を覚えたら、次の仕事も覚えていく。その挑戦意欲が社会人としての自信に繋がります」とエールを贈り、卒業者ひとりひとりに修了証書を手渡しました。

約1年間働いてきた感想を報告。

平成28年度卒業者が、仕事の様子を話してくださいました。お年寄りの喜ぶ姿を見るのがうれしいと話す初沢尚真さんは、老人ホームで清掃業務を担当。江口 響さんは、JR 職員の制服をピッキング、発送する仕事に就き、計画的に沖縄旅行の積立をしています。

工作が趣味の田中京介さんは、その器用さを活かして手漉き紙による販促物を制作する仕事に。福村恵史さんは、介護老人保健施設の清掃業務に就き、初給料で大好きな本とゲームを購入しました。

スーパーマーケットで品出しなどを担当する川崎哲郎さんは、発注やレジの担当もできるように仕事を覚えたいと意欲的です。坂根 太さんは、当初はメール便の配送などをおこなっていましたが、今はコーヒーづくりなどのパントリー業務を担当。まだ戸惑うこともありますが、早く新しい仕事を覚え一人前になりたいと話しています。

給料で家族にクリスマスプレゼントを贈った松浦法子さんは、病院で調理補助として活躍しています。他にも病院関連で働くかたは多く、相木萌子さんは、院内の厨房に勤務し、患者さんにおいしく食べていただける盛り付けを工夫しています。看護助手や事務の補助として働く上田 遼さんは、仕事の責任の重さを噛み締めながら、患者さんに愛される仕事ができるように心がけています。病院で使用するパジャマやタオル、寝具の洗濯をおこなっているのは鈴木茂隆さん。でき上がった洗濯物をきれいに畳み、各病棟に届けるまでが仕事です。

近況報告の後は懇談会へ。卒業者たちは懐かしい仲間との再会を喜び合いました。

懇談会の前には、平成18年度卒業者で株式会社ヤオコー 上福岡店で働く福井 生さんが、今年3月で勤続10年になることが紹介されると、会場はあたたかい拍手に包まれました。

スーツ姿でパリッと決めた平成28年度卒業者10名(2名が欠席。全12名)。

「みなさんが働くことで、周りを楽にしてください」と瀬戸理事長が挨拶。

瀬戸理事長から修了証書を受け取る卒業者たち。

YWF TOPICS.

カレンダー販売にご協力いただきありがとうございました。

恒例となったカレンダー販売が今年も各支社、主管支店でおこなわれました。東京 銀座 伊東屋さまからご寄付をいただいたカレンダーを販売しその売り上げの63万3695円を、社会福祉法人 ヤマト自立センターに寄付いたしました。伊東屋さま、社員のみなさま、ご協力ありがとうございました。

北東京主管支店。

北大阪主管支店。

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