Information Of The Art: サンタフェ リー ダークスコレクション。浮世絵最強列伝、江戸の名品勢ぞろい。
浮世絵版画コレクター、リー ダークス 氏。
リー ダークス 氏(1935年から)は、アメリカのインディアナ州に生まれ育ちました。1958年から1961年まで、日本に空軍士官として滞在していた時に、ジェームス ミッチェナーの 日本の版画 ( Japanese Prints )を読み、浮世絵版画に、特に、興味を持つようになりました。帰国後は、大手新聞社で記者、編集者、そして、経営幹部として活躍。その後は、新聞社の合併、買収に携わり、新聞業界で50年のキャリアを謳歌しました。2000年頃から、本格的な浮世絵収集を始め、現在では、初期浮世絵から明治、大正時代に至るまでの250年間に及ぶ、素晴らしい浮世絵コレクションを構築しています。
浮世絵の歴史を網羅した稀品、著名作品。
本展では、浮世絵の祖、菱川師宣、美人画の喜多川歌麿、役者絵の東洲斎写楽、そして、葛飾北斎や、歌川広重など、代表的な浮世絵師の優品をあつめた、ダークス 氏のコレクションから、160余点を紹介します。会場では、第一章、江戸浮世絵の誕生、初期浮世絵版画から、第六章、幕末歌川派の隆盛まで、六つの章構成となっており、中でも、第五章、北斎の錦絵世界の、風流なくてななくせ、遠眼鏡 は、世界で3点しか確認されていない、北斎の錦絵の美人画で、コレクションの中でも特に貴重な作品です。浮世絵版画200年の歴史を概観できる展覧会です。
本展は、ヤマト グローバル ロジスティクス ジャパン株式会社が作品の輸送、展示をしています。