6月27日、さをり織りやクッキー製造、受託作業をメインの事業としている、社会福祉法人 白いキャンバス(熊本県人吉市)で塾長視察をおこないました。塾生が悩んでいるのは、さまざまな仕事を手がけても、収益が思うように上がらないことです。
白いキャンバスの職員も参加する講義の中で、塾長は施設での仕事を模索したこと、その中で利用者と保護者、職員の意識改革が進んで仕事に向き合う姿勢ができてきたこと、その結果、仕事が増え、売り上げが伸びてきたと話します。
同行した東京学芸大学の菅野教授は、利用者の給料が3万円になるまでは、施設で働く職員の責任。3万円の仕事ができるようになった利用者は、誇りを持てるようになること、働くことは人格を作ることとアドバイスします。塾生施設では、営業チラシの作成や作業時の服装など、仕事場づくりに早速取り組んでいます。