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夢へのかけ橋 実践塾活動報告。

6月27日。新堂塾、第3期、塾長視察。

仕事に向かう意識改革が重要。働くことは人格を作ること。

6月27日、さをり織りやクッキー製造、受託作業をメインの事業としている、社会福祉法人 白いキャンバス(熊本県人吉市)で塾長視察をおこないました。塾生が悩んでいるのは、さまざまな仕事を手がけても、収益が思うように上がらないことです。

白いキャンバスの職員も参加する講義の中で、塾長は施設での仕事を模索したこと、その中で利用者と保護者、職員の意識改革が進んで仕事に向き合う姿勢ができてきたこと、その結果、仕事が増え、売り上げが伸びてきたと話します。

同行した東京学芸大学の菅野教授は、利用者の給料が3万円になるまでは、施設で働く職員の責任。3万円の仕事ができるようになった利用者は、誇りを持てるようになること、働くことは人格を作ることとアドバイスします。塾生施設では、営業チラシの作成や作業時の服装など、仕事場づくりに早速取り組んでいます。

切り干し大根の袋詰めをおこなう受託作業班。施設職員も参加して、見学の振り返りと新堂塾長、菅野教授の講義をおこないました。

8月30、31日。楠元塾、第2期、第2回見学勉強会。

作業場を快適に。衛生管理の基本は5S、その先は 7S で消毒と洗浄も。

8月30、31日、楠元塾では、社会福祉法人八ヶ岳名水会、のはら楽団(山梨県北杜市)と NPO レスパイトケアはちもり 森のこびと(長野県東筑摩郡朝日村)を訪問し、第2回見学勉強会をおこないました。

お弁当事業を始めることで、楠元塾に入塾した、のはら楽団。立派な設備が整う作業場で利用者さんが働いています。楠元塾長は、4列の配膳を2列で配膳することにより、スピードアップすることを指摘。利用者さんの体調を気遣う声かけだけでなく、作業を進展させるためには明確な指示も必要と話します。

森のこびと のお弁当づくりの作業場は、すみずみまで 5S が行き届き、狭い作業場を効率良く動く姿に、塾長も感心しきりです。人口の少ない同村でも、高齢者の割合は多いので、刻み食や、とろみ食など、高齢者食のお弁当技術を持つように指導。衛生管理をさらに徹底するために、手洗い器の自動化を提案、 HACCP にも対応するために 5S プラス消毒、洗浄の 7S を実践するようにアドバイスしました。

4列の盛り付けを2列にすることでスピードアップ(のはら楽団)。

狭い空間での無駄のない動きに、塾長も感心しました(森のこびと)。

YWF Topics.

障害者助成事業、平成30年度奨学生の贈呈式をおこないました。

ヤマト福祉財団は、障害を乗り越えて社会で活躍することを目指し、大学で学業に励んでいる学生のかたに、月額5万円(返済不要)の奨学金を差し上げています。

本年は16名の奨学生が卒業し、社会に飛び立ちました。58名の応募の中から新たに16名を決定。キャンパスにお伺いして、贈呈式をおこないました。

川里 茅礼さん。園田学園女子大学、人間健康学部総合健康学科2年。

奈良場 春輝さん。筑波大学、人文、文化学群人文学類2年。

障害者の働く場パワーアップフォーラム、沖縄、キックオフ。10月26日に開催します。

2012年の開催から、約6年半ぶりでのパワーアップフォーラムが、沖縄で開催されます。働く障害者の事業所が500ヵ所を越える沖縄で、3年間にわたりパワーアップフォーラムの活動を計画しています。1年目はテーマごとに活動し、沖縄で暮らす、障害のある人に役立つプランを考え、2年目ではプランの実行、3年目は結果を見極めながら、さらに次のこと考えていきます。

共に語ろう。これからの10年。沖縄の事業所が自ら考え、深めていく地域型パワーアップフォーラムです。

実行委員会のみなさん。「私たちが考えました」。

ヤマトグループ企業労働組合連合会より、6221万7000円のご寄付をいただきました。みなさまの善意を有効に使わせていただきます。

9月13、14日、ヤマト運輸労働組合の第73回定期中央大会が、湯沢カルチャーセンター(新潟県南魚沼郡)で開催され、その中で、夏のカンパの贈呈式がおこなわれました。夏のカンパは1987年からスタートし、今年で31回目となります。

ヤマトグループの社員、組合員、関係者様各位の善意から、今年は6221万7000円の多大なるご寄付をいただきました。

ヤマト労連の森下会長から、カンパの目録を受け取った、財団の瀬戸理事長は、「今年も、心からの善意をありがとうございます。たくさんのご寄付で、多くの障害者事業所へ、助成金をお贈りすることができています。

助成で、事業の機械化をしたり、設備を新しく整備され、そこで働く障害者のみなさんの、お給料がアップしています。また、障害者の奨学金については、一般社会に出て、障害をクリアし、社会のために働いてくれる卒業生が多くなってきました。今年の12月にはネパールの山奥で、目の悪い子どもたちの治療、手術を無料でおこなうプロジェクトもスタートします。

みなさんが、汗水垂らして、ひねり出していただいたご寄付を、障害者の自立に向けての資金として、しっかりと効率の良い使いかたをしていきたいと思います。ありがとうございました」と、お礼のことばを締めくくりました。

音楽宅急便アウトリーチ コンサート in 小郡。はじめての特別支援学校出張コンサートに、生徒たちの感動アンコール。

ヤマトホールディングスが主催する、音楽宅急便、クロネコファミリーコンサートが、9月10日、福岡県立小郡特別支援学校で開催されました。指揮者の飯森 範親 氏をはじめ、司会の朝岡聡 氏、九州交響楽団14名が特別支援学校に出張してのコンサート。特別支援学校での開催は音楽宅急便、33年目にして、初めてのことです。

体育館にあつまったのは生徒、先生を含め約250名。車椅子を利用している生徒は、全身でリズムを取っています。指揮者体験コーナーでは、ハンガリー舞曲第5番を、中学部、高等部から代表がタクトを振って拍手大喝采。コンサートの最後は、期せずして、生徒からのアンコールの大合唱です。

「彼らの感性は素晴らしい、彼らに音楽が直接伝わるのがわかって、私もグッときました」と指揮者の飯森 氏も興奮されていました。

見事なタクトを披露し、会場から拍手喝采。

身体全体でリズムをとって。

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