仕事の姿勢が前向きに。
全国に展開する DPE のパレットプラザから受注し、アルバムや、雑貨などを生産する、株式会社プラザ クリエイトの和光プリント センター。昨年、葛飾から和光に拠点を移した工場の3階に、株式会社プラザ クリエイト スタッフ サービスがあります。
確田裕介さんは、この工場の一期生。七五三や、成人式の時に、スタジオで撮影した写真をアルバムにまとめる台紙貼り、マグカップの検品や出荷前の完了登録、キーホルダーなど、ほぼ手作りの生産業務を担当しています。
確田さんの上司であり、精神保健福祉士の長田美和さんは、確田さんについて、「トライアルを含めて8ヵ月。作業が上手になってきたし、スピードも速くなってきました。実習の時は商品ができているのに、自分では、できていない、無理です、という不安な状態でのスタートだったので、自分で、できた、と思えるのはいつだろうと、見守っていました。そうしたら、毎日、数をこなして重ねることで、できそうな気がします。やろうと思います。やってみます。と、変化してきたんです。苦手な作業も、こちらが配慮していると、練習してよいですか、と、諦めずにチャレンジしようとする気持ちがでてきました。大きな成長です」と話します。
株式会社プラザ クリエイト スタッフ サービスの設立は2013年。手探りで、特例子会社を運営していく中で、福祉の専門家を募集したことがきっかけで、精神保健福祉士として、病院に勤めていた長田さんがこちらへ。それまで外注していた商品の製造を内製化することで、障害者スタッフの仕事を作ってきました。
「今までは、サポートする私たちが作業の準備をしていましたが、最近は段取りをするところからスタッフに任せています。みんなのやれることが増えているので、工場や会社としても、一般の社員に混じって仕事ができるのではないかと、期待されるところです」と長田さん。
確田さんも、実習中の後輩に、やさしく仕事のやりかたを教える、頼もしい存在となってきました。