各事業所の頑張りを伝えて応援する気持ちを高めたい
ジャンプアップ助成金の対象条件は、利用者さんの平均給料が2万円以上、さらなる給料増額に向けて総事業費500万円以上の事業を平成26年3月までに開始する事業所です。
贈呈式には、助成先に選ばれた7つの事業所や関係者が集まりました。来賓のヤマトグループ企業労働組合連合会、森下明利会長より「私たちは、毎年、夏のカンパとして、ヤマトグループ30社で働く組合員からカンパを募り、今年で27回目となります。私もそうですが、多くの組合員は宅急便を届け、お客さまに喜んでいただけるこの仕事にやりがいを感じています。そして、もっといろいろな形で人に役立つことに参加、応援したいという強い気持ちも持っています。みなさんが頑張る姿を組合員に伝えることで、みなさんの考えを理解でき、応援する気持ちもより高まっていくはずです。私たちは、みなさんのこれからの活躍に注目しています」と挨拶がありました。
給料増額という結果を出し、他の事業所の良い見本に
その後、今回、助成を受ける7つの事業所が、新たに挑戦する事業や目標などを発表しました。その内容を聞き、有富理事長は「今年は9件の助成先を予定していましたが、最終的に7件になりました。先ほど森下会長がお話しされたように、このお金は天から降ってくるものではありません。財団では、59件の助成申請の中から、きちんと計画がなされているか、内容に整合性があるかなどを検討し、14件まで絞り込み、さらに選考委員が協議を重ねました。実際にその事業所を訪ね、このお金を使って本当にお給料が増やせるかどうかを厳しく見極め、決定しています。こうして選ばれたみなさんだからこそ、利用者さんのお給料増額という目に見える結果をしっかり出せるように頑張っていただきたいと思います」と、各助成先を激励しました。
また、この贈呈式には、夢へのかけ橋 実践塾の塾生が参加。各助成先の事業計画について熱心に耳を傾けていました。
「今回、助成を受ける7つの事業所は、現段階で平均約3万円の給料を達成しています。自力でこの数字を出せたわけです。塾生たちは、これを良い見本として、まずはそのレベルに到達するにはどうしたらよいかを自ら考え、今後の勉強を進めてほしいと思います」と有富理事長は、塾生に呼びかけました。
法人名 | 申請事業所 | 助成金使用用途 |
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NPO 法人コミュニティワークス | 地域作業所 hana | 飲食店を主体とした事業所の建築費用 |
社会福祉法人市川レンコンの会 | 第1レンコンの家 | トラックと紙枚数計数機の購入 |
NPO 法人レスパイトケアはちもり | 農園森のこびと | 農業ハウス、物置、水道完備の作業環境整備事業 |
NPO 法人気塾 | ワークハウス塩嵜苑 | 菌床椎茸栽培ハウス資材、暖房設備、重量式選果選別機設置 |
社会福祉法人新潟市中央福祉会 | ワークセンター日和山 | クリーニング事業における私物専用乾燥機の設置 |
NPO 法人ピアファーム | ピアファーム | 新品種梨の導入事業 |
社会福祉法人よさのうみ福祉会 | 野田川共同作業所 | 九条ねぎ用育苗ハウスの設置 |
写真説明
助成先に選ばれた7つの事業所
ヤマトグループ企業労働組合連合会、森下明利会長
挨拶する有富理事長