このページと、以下のページは音声読み上げブラウザに最適化済みです。

私を待っていてくれる人がいます。

クロネコメール便配達、本人による特別報告会

現在、320ヵ所の施設で約1600名もの障害のあるかたがたがクロネコメイトさんとしてメール便配達に従事しています。そのなかから地元でのクロネコメール便配達本人による特別報告会の開催を希望する施設を公募し、ご応募いただいた3カ所の施設が報告会を開催しました。

神奈川県横浜市戸塚区

株式会社一颯 就労継続支援 A 型いぶきの風

いぶきの風は10月23日に戸塚公会堂で60名の来場者を迎え報告会を開催しました。

日々のクロネコメール便配達の様子をスライドショーで紹介しながら、2名のメール便リーダーを中心にメール便配達に携わる14 名のクロネコメイトさんから報告がありました。

いぶきの風はクロネコメール便配達を開始してから約2年がたち、新しいメンバーが加わりました。

本人報告では、メイトさんたちがどのようにしてメール便配達ができるようになっていったのかということや、メール便を配達するときの手順、誤配、未配達を防ぐためメモをとるなどの工夫や、やりがいを感じていることなどを発表しました。

配達担当地区は坂道が多く起伏の激しい地域なのですが、徒歩で配達しているため、夏場やメール便が多くて重いときは大変です。

しかしこれからも間違いなく配達するよう努力していきますとの言葉に来場者は大きな拍手を送っていました。

熊本県上益城郡益城町

NPO 法人九州ラーメン党 就労継続支援 B 型そよかぜ福祉作業所

10月29日には、そよかぜ福祉作業所が益城エリムキリスト教会で、地域のかたがた約50 名を集め報告会を開催しました。

地域の理解を得ようとクロネコメール便配達を始めて今年で7年目。毎日休まずメール便を配達しています。

4名のクロネコメイトさんからは、配達先のかたがたから「ありがとう」や「ご苦労様」と声をかけてもらうことがとてもうれしいということや、誤配をしないように、雨の日は濡れないように工夫をしていることなどを報告しました。

そして笑顔を絶やさず、休むことなくこれからも続けていきたいと来場者に報告しました。

埼玉県鴻巣市

NPO 法人グループコスモス 就労継続支援 B 型コスモス共同作業所

コスモス共同作業所は11月12日に鴻巣市市民活動センターで報告会を開催。当日は利用者や地域の住民のかた、他施設のかたがたなど99名も集まりました。

最初にビデオを上映し、クロネコメール便配達の一日を紹介。確認をしながら一冊一冊大切に配達する様子が伝わってきました。また、配達時の注意事項を連絡ノートで、メイトさん同士が情報交換をしていることや、メール便配達を通して成長できたことを朗読劇で発表しました。

来場者はその取り組みに熱心に耳を傾けていました。