このページと、以下のページは音声読み上げブラウザに最適化済みです。

スワン工舎卒業生訪問15 渡辺パイプ株式会社さま

倉庫管理からデスクワークまで頼れる所長の右腕です

まじめで几帳面な性格を評価され、倉庫管理を一手に任されている清水尚幸さん。伝票作業のデスクワークもそつなくこなしています。

丁寧な仕事振りがセンターの評価向上にもつながりました

「清水さんの仕事を一言で言うと倉庫の番人です」と掛札健一所長。渡辺パイプ株式会社新座サービスセンターでは、水道工事や設備工事業者向けに管工機材、建材などを入荷、管理、発送します。清水さんは、サービスセンターに届いた商品を倉庫に運び入れ、決められた棚に整理整頓。出荷時には伝票を見ながら注文を受けた商品をピッキングし、配送車に積み込んでいきます。

「どこになにを置くか、覚えるのは大変です」と清水さん。それもそのはず商品の数はなんと4000点以上。それでもそれぞれの商品が、どういうところに使われ、役立てられていくのかを勉強できて面白いと話します。

清水さんの勤務時間は8時30分から17時30分、時給は800円。土、日曜の休日の楽しみはドライブです。「先日は、兄に立川の昭和記念公園へ連れて行ってもらいました」。友人と秩父のお祭りにも出かけるなど、オンもオフも充実しています。

現在、新座サービスセンターの従業員数は10名、障害のあるかたは清水さん1人です。「私が障害のあるかたを雇用するのは清水さんがはじめてでした。最初はどう接したら良いかと身構えていましたが、研修中の真面目な仕事振りを見て、余計な心配はいらないのだとわかりました。歓迎会を開き、これから仲間になる清水さんです、と社員みんなに紹介したんですよ」と掛札所長。

清水さんには、もうひとつ大切な仕事があります。それは出荷伝票の作成や受領書の連番整理といったデスクワークです。「ピシッときれいに番号順に並べられていて、驚きました」。特に受領書は、お客さまとなにかトラブルがあった際に、直ちに照合ができるように整理できていなければ役に立ちません。「清水さんがきちんと受領書をまとめてくれていましたから、年2回おこなわれる内部監査で、当センターはその点も良い評価を受けました。清水さんは勤めてまだ半年ですけど、いまでは頼れる私の右腕です」と掛札所長は、うれしそうに話しています。

ヤマト自立センター スワン工舎新座

就労に必要なスキルの習得はもちろん就労先の開拓からジョブコーチによる就労後のサポートまで一貫したプログラムで、障害者の自立支援に取り組んでいます。

渡辺パイプ株式会社

住宅や町づくりに必要とされる管工機材、住宅設備機器、電設資材などを販売。全国の事業所で障害のあるかたの採用を進めています。

清水尚幸さん

渡辺パイプ株式会社 新座サービスセンター。平成25 年4月16日入社。午前、午後の2回、出荷商品を配達車に積み込み、在庫商品は倉庫内に整理します。その後、デスクで受領書の整理などの事務作業をおこないます。「この仕事を長く続けたい」と清水さん。

写真説明

掛札健一所長と清水尚幸さん

自分のデスクで、出荷伝票の作成や受領書の連番整理をおこなう

入荷した在庫商品を倉庫へ

伝票を見ながら出荷商品をピッキング

清水さんの勤める新座サービスセンター

「伝票整理は私より丁寧」と話す掛札健一所長