国際浮世絵学会 創立50周年記念展示
日本が世界に誇る浮世絵は、江戸時代の初期に始まり、歌麿、写楽、北斎、広重などのスター絵師の活躍や、強烈なインパクトを放つ国芳らの登場を経て、小林清親や橋口五葉などの近代の画家に引き継がれました。
本展は、浮世絵研究の成果を世界に発信している国際浮世絵学会の創立50周年を記念して、浮世絵の名品を日本国内および世界各地から一堂に集めるものです。好事家ならずとも目にしたことのある代表的な作品約440点により、浮世絵の全史を通覧。まさに浮世絵の教科書、国際選抜となる展覧会です。東京会場には約340点が展示されます。展示替えあり。
初期から黄金期、展開期、そして明治時代への全史通覧
会場では、浮世を初めて絵画の題材として取り込んだ江戸時代初期の風俗図屏風を筆頭に、菱川師宣の初期浮世絵から、歌麿、写楽が登場した黄金期、北斎、広重、国芳が活躍した展開期、そして文明開化に沸く明治時代の新聞錦絵、橋口五葉が描いたモダンな女性まで、時代を追ってご紹介します。版画だけでなく、肉筆画も多数展示するとともに、大首絵、役者絵、相撲絵、上方絵などの浮世絵が持つ多彩なジャンルも網羅し、浮世絵の全貌を紹介します。
本展の美術品取り扱いにヤマトロジスティクス株式会社が協力しています。
- 開催期間:2014年1月2日木曜日から3月2日 日曜日
- 休館日:1月6日、27日。2月3日、10日、17日、24日
- 開催場所:江戸東京博物館 1階展示室
- アクセス:
- JR 総武線 両国駅西口、徒歩3分
- 都営地下鉄大江戸線 両国(江戸東京博物館前)駅 A4出口、徒歩1分
- 都バス 錦 27 、両 28 、門 33 、墨 38 系統 都営両国駅前(江戸東京博物館前)下車、徒歩3分
- 首都高速6号 向島線駒形出口、7号小松川線錦糸町出口より約10分
- 開館時間:午前9時30分から午後5時30分。土曜日は午後7時30分まで。入館は閉館の30分前まで
- 入館料:
- 一般:1,300円
- 大学生、専門学校生:1,040円
- 小、中、高校生、65歳以上:650円
- 問い合わせ先:展覧会公式ホームページ
- 主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館、国際浮世絵学会、読売新聞社
- 協力:日本航空
- 巡回情報:
- 名古屋市博物館 2014年3月11日火曜日から5月6日火曜日
- 山口県立美術館 2014年5月16日金曜日から7月13日 日曜日
写真説明
菱川師宣、見返り美人図。絹本着色 元禄(1688-1704)前期、東京国立博物館蔵。展示期間:1月28日火曜日から2月16日 日曜日
葛飾北斎、冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏。大判錦絵 天保2年(1831)頃、東京都江戸東京博物館蔵。展示期間:1月2日木曜日から2月2日 日曜日
重要文化財:東洲斎写楽、3代目大谷鬼次の江戸兵衛。大判錦絵、寛政6年(1794)、東京国立博物館蔵、展示期間:1月15日水曜日から26日 日曜日