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夢へのかけ橋実践塾:3塾合同修了式

2年間の実践塾が修了新たな挑戦の始まり

利用者の給料を3万円、5万円に、を目標に2年間切磋琢磨し続けてきた武田塾、新堂塾、亀井塾の第1期塾生たち。その成果報告を含め、9月4日、5日に3つの塾の合同修了式を開催しました。

2年間の成果を全塾生が発表

合同修了式の初日、事業改革モデル化資金の助成を受けた塾生を皮切りに、全41名の塾生がこれまでの成果を発表しました。

5万円という目標を見事に達成できた事業所、いま一歩届かずに歯がゆい思いをしたところなど、結果はそれぞれです。

「 PDCA、ライン化、ものづくりのノウハウなど塾長に教えていただいたことを今後も実践し続け、さらに給料増額に励みたい」「かたくなだった職員の考えかたも徐々に変わってきた」「なによりも利用者が事業所を仕事場として捉えるようになったことが大きな成果」などさまざまな報告がありました。そして「2年間頑張り続けたことは、これからの大きな自信になりました」とだれもが口を揃えて話しています。

塾生たちの成長を見届けに来られたきょうされんの藤井専務理事は「これからは自分の事業所だけではなく、各地域での牽引者としての意識も持ってください」と講評しました。

瀬戸理事長は「2年間で5万円という目標はちょっとハードルが高かったかもしれませんが、みなさんの努力の成果はしっかりと数字に現れています。みなさんの挑戦はこれで終わりではありません。今後も上を向いて、利用者のしあわせを実現するために走り続けてください。私たちは応援します」と呼びかけました。

塾長のスピリットを継承し、それぞれ新たな一歩を

翌日は、それぞれ最後の分科会を開きました。塾生たちは、改めてこの2年間を振り返り、本音で意見交換をおこないました。中には思うようにできなかった悔しさから言葉に詰まるかたも。「あんなにたくさんいた仲間が、この人数になってしまった」とポツリともらす塾生。しかし「これから先、なにか大変なことがあっても、相談できる仲間ができたことは大きな財産」と塾で築いたつながりを今後も活かし、次の目標達成に向かっていこうと士気を高め合いました。

そんな塾生たちに武田塾長は、「利用者の給料をなぜ上げなければならないのか、その意味だけは決して忘れてはいけません。そして事業所の中で繰り返し唱え続けてください。日々の忙しさに流されず、つねにしっかりとした基準を持ち、今後も頑張ってください」とメッセージを贈りました。

新堂塾長は「正直、私にとってもこの2年間はプレッシャーでした。塾長として売上を落とすわけにはいきませんから(笑い)。みなさんそれぞれにまだ課題を抱えています。それを達成できるように頑張っていきましょう。壁にぶつかり悩んだ時には、いつでも相談に乗ります」と話しました。

亀井塾長は「私たちは、事業所の顔となる商品づくりを目指してきました。その顔が別嬪か男前かはお客様が決めます。お客様も、時代の流れも、つねに変化していきます。それをしっかり見つめて、これからも利用者のために改善を続けてください」と伝えました。

修了式を終えても、名残惜しくなかなか会場を後にできない塾生たち。それでもそれぞれの決意を胸に、新たな目標に向かい実践塾から巣立っていきました。

2年間の成果を報告する修了式に、気を引き締める塾生たち

武田塾分科会

新堂塾分科会

2年間を振り返り気持ちを新たにする塾生達

亀井塾分科会

最後に3塾長から「これからも続けて頑張ってほしい」と言葉を贈られ、1期生の2年間を修了しました

成果を上げた塾生を表彰

最優秀賞

ワークセンター日和山,吉川大幹さん。新堂塾。私物クリーニングで30人が5万円の給料に到達したことにより受賞

塾長賞

第二むつみ園,坂元孝行さん。新堂塾

塾長賞

ブライトハウス住吉,岩下博子さん。武田塾

塾長賞

きぼうのあさがお,森 桂子さん。亀井塾

特別賞

ふれあいワーク,里崎俊哉さん。武田塾

特別賞

富浦作業所,遠藤マツエさん。亀井塾

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