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ヤマト福祉財団 NEWS

Yamato Welfare Foundation News

表紙写真, 自然栽培の『作業所おもや』で見学、勉強会を開催した熊田塾。ワークショップでビニールハウスを建設する熊田塾の塾生たち。

リレーコラム, 夢をつないで, 第1回

公益財団法人ヤマト福祉財団, 理事長, 瀬戸 薫

障害のあるかたが自立して幸せな人生を送ってほしい

ヤマト福祉財団 NEWS が50号を迎えリニューアルしました。巻頭には,このコラムページが設けられました。

このページでは、ヤマト福祉財団がこれからやっていく事業の方向性や、その考えかた、あるいは実現方法等をみなさんに紹介することで、活動に対し理解をしていただこうと思っています。財団の目的は、障害者の自立を支援することです。自立して幸せな人生を送ってもらいたい、そのためにいろいろな支援をしていくことです。

自立するためには、収入という裏付けが必要です。『いかに収入、給料を増やしていけるか』これをテーマとして、現在取り組んでおります。

その実現には、福祉施設が経営をしっかりやってもらわなければなりません。効率的で生産性が高い経営には、投資が必要です。「その資金を財団から出しましょう」、というのが『福祉助成金事業』です。大きく投資して、大きく成長し、他の施設のモデルになってほしい。そういった施設には定額500万円を、まだそこまで準備できていないが、少額の投資が必要なところには、上限200万円を助成する制度です。

今回助成が決まった施設は28ヵ所となりました。障害者の給料アップを期待しております。

また、これから経営手法を勉強したい施設職員を対象としたパワーアップフォーラムの開催も、今年は4ヵ所に増やして開催していきますし、小倉昌男賞受賞者を塾長としておこなっている実践塾も引き続き開催していきます。

今年、特に注目しているのが、自然栽培パーティの活動です。

我々が生きていくためには食が欠かせませんが、もしその食べ物に農薬やら、変な化学肥料が残っていたら、安心して食べられません。自然栽培というのは、その農薬や、肥料を使わないで栽培する方法で、障害者にぴったりの仕事になります。今、世の中では、耕作放棄地がたくさん出ていますが、これを借り受けて栽培します。

安心、安全な米や野菜を障害者が作って、世のため人のために尽くし、自分も高い収入を得る。何と素晴らしい取り組みではありませんか。ここにも支援を惜しみません。

財団の活動に期待してください。

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