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農福連携実践塾が開講。農業と福祉の連携を社会が求める事業に。

福井県あわら市。9月10、11日。

5月にスタート予定の農福連携実践塾が、コロナ感染拡大のため、4か月遅れの9月10、11日に、福井県あわら市で開講しました。塾長は、社会福祉法人こころんの常務理事で、夢へのかけ橋実践塾の熊田塾の熊田芳江氏。講師に、エヌピーオー法人ピアファーム理事長の林ひろふみ氏、アドバイザーに、株式会社エススリー ブランディング代表取締役の川田勝也氏という体制で進める2年間です。

全国から集まった塾生は、熊田塾 オービー の4人を含め、14名。農業を事業としておこない、工賃向上を目指すために、具体的にどうするかを学ぶ実践塾です。

自己紹介のあと、熊田塾長、林氏、川田氏の講義からスタート。熊田塾長は、「きちんと工賃を払って、社会の中で必要とされる事業をする、という意識で参加していただきたい」。林氏は、「農業は簡単に儲かるものではない。福祉の中の農業ではなく、農業の中に福祉があるという意識が大事」。川田氏は、「担当者が変わっても、商品が変わっても、理念に基づいたブランドは残っていく」と、ブランドをつくることの意味や、効果を話しました。

講義後には、塾生が、目標や計画を報告。それに対して、「借金で加工用の機械を入れるより、本業の農業で収益をあげるべき」、「生産調整するのではなく、どう売上をあげるか考えて欲しい」、「自分の考えを明確に、この塾で学ぶ意味を考えて欲しい」など、塾長や、講師から、厳しい言葉が飛び交い、1日目が終了。2日目は、あわら市にある、講師の林氏が運営する、ピアファームのナシ園、観光ぶどう園を見学。ナシの収穫を手伝いました。

研修の最後に、塾生ひとりひとりが、自分の意識や考え方、発表した目標、事業計画などへの反省と、2年間の学びへの期待を話し、第1回目の農福連携実践塾を終了しました。

アドバイザー、川田勝也氏。社会の課題解決に寄与する、そこに農福連携があります。

講師、林ひろふみ氏。地域に必要とされるものを作ることで、障害者施設が地域のインフラになります。

塾長、熊田芳江氏。農業の現状を福祉が支える、農福連携が進む時代になってきました。

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