第3期、楠元塾、塾長視察。2020年11月9日。
自分たちの作りたいものでなく、お客さまが食べたい、と思うお弁当を。
楠元塾長が、昨年11月9日に、長野県安曇野市にある、はたらく工房、むぎのねに伺いました。お蕎麦で有名な安曇野で、もと繁盛店だったお蕎麦屋さんを、居抜きで手に入れた事業所です。穂高のふもとにある、むぎのねは、広い庭の前に田園風景が広がり、畑も隣接しています。
おやきの製造販売をおもな作業内容としていましたが、この場所に引越して、弁当もはじめました。まだまだ個数が増えない中、メニューの広がりがないことに悩みを持っています。
楠元塾長は、「見た目も、味も美味しいお弁当を作ること、自分たちの作りたいもの、売りたいものでなく、お客さまが欲しい、と思っていただけるものを作らなければなりません。お弁当以外に、地域特産のリンゴで、コンポートや、ジャムを作ってもよいです」。この場所が繁盛店だった蕎麦屋さんなので、蕎麦職人を入れて、お蕎麦を出すお店にしたらどうか、と楠元塾長が提案しました。「私たちはなんのために事業をするのか、自分たちのしたいことでなく、利用者さんの工賃をどうやって上げるか。迷ったらその原点に戻ってください」と、話しました。