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利用者さんの給料増額に向かって。夢へのかけ橋、実践塾活動報告。

コロナ カ で、昨年2月の塾長視察を最後に、オンラインによる研修しか開催できなかった楠元塾。昨年11月に、ようやく塾長視察を再開しました。

第3期、楠元塾、塾長視察。2020年11月9日。

自分たちの作りたいものでなく、お客さまが食べたい、と思うお弁当を。

楠元塾長が、昨年11月9日に、長野県安曇野市にある、はたらく工房、むぎのねに伺いました。お蕎麦で有名な安曇野で、もと繁盛店だったお蕎麦屋さんを、居抜きで手に入れた事業所です。穂高のふもとにある、むぎのねは、広い庭の前に田園風景が広がり、畑も隣接しています。

おやきの製造販売をおもな作業内容としていましたが、この場所に引越して、弁当もはじめました。まだまだ個数が増えない中、メニューの広がりがないことに悩みを持っています。

楠元塾長は、「見た目も、味も美味しいお弁当を作ること、自分たちの作りたいもの、売りたいものでなく、お客さまが欲しい、と思っていただけるものを作らなければなりません。お弁当以外に、地域特産のリンゴで、コンポートや、ジャムを作ってもよいです」。この場所が繁盛店だった蕎麦屋さんなので、蕎麦職人を入れて、お蕎麦を出すお店にしたらどうか、と楠元塾長が提案しました。「私たちはなんのために事業をするのか、自分たちのしたいことでなく、利用者さんの工賃をどうやって上げるか。迷ったらその原点に戻ってください」と、話しました。

おやきと、お弁当の製造をおこなう、むぎのね。安曇野ならではの景観と、地域の特産を活かせれば、と、自分たちの中では見えてこないアイデアを、楠元塾長から、たくさんいただきました。

第3期、楠元塾、オンライン研修会。2020年10月26日。

仲間のよいところを吸収して、挑戦を。

約半年間もお休みになってしまった楠元塾ですが、10月26日、オンラインによる研修をおこないました。

それぞれの近況報告では、病院の職員へのお弁当を再開し、少しずつ売り上げが伸びている事業所、店内のビュッフェ形式から、お弁当販売にシフトし、市役所などでの販売をはじめた事業所、新しく、おむすびの販売をはじめた事業所など、コロナ カ に負けない動きをしている事業所も多くあります。

楠元塾長は、「たくさんの仲間の良いところを吸収して、それを真似て、自分のものにする。今の現状を分析して、挑戦してください」と、塾生に呼びかけました。

コロナ カ で、集合研修を十分におこなうことができなかったので、塾を1年延長します。

塾生の報告に、ひとつひとつ応える楠元塾長。衛生面、営業、メニューなど、今すぐにできること、考え方などをお話しいただきました。

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