こんなときこそ、農業をやっていて、パーティーの仲間がいて、良かった。
10月9日に開催した、第5回全国フォーラムは、コロナ カ のため、集客は断念し、メイン会場の北海道余市郡、農村公園フルーツ パーク、にき、からライブ配信しました。
自然栽培パーティーの磯部理事長は、「農業をやっていると、障害に関係なく、ひとりひとりに大切な役割があることがわかります」と、挨拶。ヤマウチ理事長も、「農福師は、農業に励み、楽しみ、成長する、障害のあるかたの称号です。そんなみなさんを主役に、パーティーの活動が、より広がることを願っています」と、ビデオレターを送りました。また、全国のパーティーの仲間たちも、「元気に働く姿を見てほしい」と、ブイティーアールで参加しています。
会場では、奇跡のリンゴの木村秋則氏と、佐伯康人顧問のトーク セッションを開催。「5年の活動で、全国に約100グループ、2000人の仲間が増えました。利用者さんの成長は目覚ましく、自然栽培の指導者となる人も、そろそろ誕生しそうです」と、盛り上がりました。
自然栽培パーティー アワードでは、新しく選ばれた11名の農福師を紹介。来場したかたには、推薦者の各施設長から、表彰状が手渡されました。「仲間の体調を気遣い、仕事の準備までおこなう姿は、まるで職員のようです」。「最初の頃は不安そうでしたが、いまではイキイキと、あなたらしく働けるようになりましたね」など、それぞれの頼もしく成長する姿、楽しく働く姿を讃えました。
最後は、会場と、8名の福祉関係者や、一緒に働く農家のかたたちをオンラインで結び、ライブ トーク。「自然栽培の可能性を伝える、良いモデルになろう」と、全国の仲間にエールを贈りました。
野菜と一緒に、農福師の応援メッセージが入った、声の箱を、宅急便でお届け。
「コロナ カ で大変な思いをしているかたたちに、自然栽培と、農福師の力でエールを贈ろう」と、スタートした、ハレバレごはん。四つのプロジェクトで展開する第1弾は、9月13日に開催した、畑の青空レストランです。
9月13日、北海道札幌市、みのり サイエンに、12組の地元親子を招待しました。農福師のガイドで、楽しく作物の収穫体験をしたあと、畑の中に用意したテーブルへ。大空の下で、自然栽培の食材を使い、プロのシェフが腕を振るった料理に舌鼓を打ちました。農福師たちは、給仕に加え、得意のダンスや、歌で歓待。コロナ カ で疲れた心と身体を癒してもらいました。「コロナで収入も減り、子どもにもいろいろ苦労をかけています。今日は楽しく笑顔で過ごさせてもらえて、本当にありがとうございます」と、参加者。農福師たちも、「みんな笑ってくれて良かった。またやりたい」と、手応えを感じていました。
第2弾は、農福師が、地元の若者や、子どもたちと一緒に農作業をし、一汗流したあとにご飯を振る舞う、まかない飯レストラン。第3弾は、自然栽培の野菜を使ったお弁当を、ひとり親のご家庭や、子ども食堂に配達する、きょうは、お母さんと食べよう。第4弾は、全国の医療関係者や、子ども食堂に通えなくなった子どもたちを、農福師が食と声で応援。自然栽培で育てた野菜セットに、応援メッセージを添えて贈る、声の箱です。
まず、無門福祉会が自然栽培の野菜をふんだんに使ったお弁当を、豊田地域医療センターにお届けしました。声の箱は、9月から、北は北海道から、南は九州までの全国各地域で展開しています。箱の中には、農福師たちが自然栽培で育てた野菜や加工品などをセット。畑の空気や雰囲気も味わってほしい、と、同梱したリーフレットに キューアール コードを記載し、農福師たちの応援動画を見ることができるようにしています。声の箱を受け取ったみなさんからも、感謝の言葉が届き、元気な声のキャッチボールもできました。