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2020年7月、九州豪雨災害、復興支援助成金。

昨年7月、日本付近に停滞した前線の影響で、九州地方は記録的な大雨となりました(令和2年7月豪雨)。特に、熊本県を流れる、球磨川が氾濫、決壊。人吉市では、市街地の広範囲が浸水しました。財団では被害の甚大だった人吉市の社会福祉協議会にヒヤリングをおこなった結果、3件の障害者施設に助成金を贈呈しました。

社会福祉法人、白いキャンパス福祉会。

助成対象。
施設復旧改修工事。
助成金額。
4,080,000円。総工事費の4分の1。自己負担分。

30から40センチメートル程の床上浸水。送迎車両3台が浸水により廃車。エアコンも使用不可。受託作業をおこなっていた1階の備品や資材は、すべて廃棄処分になりました。8月から、公民館や、病院のホールなどを借りて、さおり織りなど、自主事業を再開。ようやく改修工事が終わり、受託事業を再開していきます。

被災した建物内の様子。

1階の床を張り直したところに伺いました。

地域生活支援センターみどり。

助成対象。
面談室、兼、作業場用倉庫、設置工事。
助成金額。
420,000円。

精神病院を母体に持つみどりでは、社会復帰のリハビリを受けて退院した利用者が、就労に向けて、弁当配達事業や、パン製造をおこなっています。7月豪雨では、近くを流れる球磨川の支流が逆流し、120センチメートルの床上浸水、休憩所としていたコンテナが流されてしまいました。助成金で新たに設置します。

球磨川の激流はここまで来ました。

ヤマト運輸労働組合、熊本支部の渡邊 支部 執行委員長から贈呈。

一般社団法人、Guts、サンサイド事業所。

助成対象。
送迎用軽車両、中古車購入。
助成金額。
500,000円。

サンサイド事業所では、移転したばかりの唐揚げ、お惣菜製造販売をおこなっている店舗が被災しました。7月豪雨では床上1メートル浸水で、厨房、事務機器がすべて水没。厨房機器は復旧して営業再開しましたが、浸水した送迎用の車両にまで及びませんでした。助成金で車両が手当てできた、とホッとされています。

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厨房機器も復旧し、製造再開しました。

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