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障害のある方々の給料を増額するための、新事業の立ち上げや、生産性向上に必要な設備や、機器を購入する資金を助成します。400万円以上の助成先を紹介します。
就労支援センター、みらいず、では、はかり売りのお総菜屋さんとして好評を得ていましたが、店内販売の客数に限界を感じ、弁当配達を検討していました。はかり売りの店内設備であるため、お弁当の製造量を増やすには設備の改善、改装が必要です。調理場の拡張で、動線を効率化し、製造速度を向上。狭くて置けなかった調理台や、食洗機なども設置。また、下処理場と調理場を分け、衛生面も配慮します。さらに徒歩3から4分圏内にある、官公庁、図書館や、国立病院などへの販路拡大に取り組み、売上アップを図ります。
あさひが自主製品事業として製造するのは、砂糖やミルクを使用せず、カカオ豆と甜菜糖、植物油脂のみでつくる、健康志向の、あさひピュアチョコレートです。現状では、生産量が安定しない、製造の体制が整わないという課題があり、地元企業との商品開発にも対応できていません。助成により、温度管理や、カカオをペースト状にする機械を導入することで、生産効率は現状の8.3倍となり、十分な在庫が確保できます。最新の機械は、利用者さんが全行程に関わることができ、地元企業との商品開発も可能になります。
くさなぎ農園は、養鶏、養豚、国産原料で自家配合飼料の製造、羊毛加工の事業をおこなっています。養鶏は広い鶏舎で育て、安心安全な卵を、養豚は木の皮を細かくしたパークを敷き詰め、広くてストレスが少ない環境で、ゆっくりのびのびと元気に育てています。現在、年間100トウの豚の出荷で、取引先の希望に応えることができず、出荷量を増やす体制を創る必要に迫られています。助成金で新豚舎を建設し、繁殖豚も増やし、年間、200トウの出荷を目指します。これにより、700万円の収入増加を見込み、利用者さんの工賃をアップします。
イチゴ、ブドウなど、果樹栽培を手がける、みどりのかぜ。課題は、果樹栽培の廃棄ロスです。イチゴ観光農園では、時間制限なし、量り売りシステムが好評で、通年、約10000人の集客実績も、コロナカで営業を自粛。ブドウ園は、3,000坪に、300本の樹がありますが、いずれも直販のため、販売に限界があります。そこで、収穫漏れ、販売できなかった果実の廃棄ロス対策として、味覚がそのまま保存でき、賞味期限を大幅に伸ばすことができる、フリーズドライ製法に注目。フリーズドライ装置導入で、利用者の仕事を確保し、収益向上を図ります。
平成17年のスタート時は、10平方メートルの小屋で始めた、むぎの花のベーカリー事業。主食に近いパン製品の提供で、現在は、いちにち50から60人の来客があり、売上もいちにち5から60000円と目標を達成しています。一方、8年目を迎えるカフェは、コロナカの影響もあり、売上は目標の30パーセントです。そこで、助成により、現在12席の客席を20席、テラス席9席を増設。テラス席では、バラ園や、田園風景が楽しめます。むぎの花のB型作業所で生産する、減農薬野菜のサラダや、スープなどを使ったランチメニューの開発で、お客様を取り込み、売上アップを図ります。
あまみんでは、農家の仕事で支払われる作物を、カップジェラートに加工し、とうない、とうがいの店舗、オンラインショップで販売中です。課題は、利用者が休む場所がないこと、イーシーサイトでは、じつ店舗がないことが信用面でマイナスになっています。そこで、あまみんの敷地内にジェラテリアと、利用者休憩室兼民泊設備を建築。1階にはジェラートなどを販売するショップを、2階には作業のあとにシャワー、着替えができる休憩室、宿泊設備を備えます。これにより、利用者の出勤率のアップ、じつ店舗の限定販売などで、売上アップを見込みます。
八女作業所では、JAや近隣農家から、ホウレンソウ、シイタケ、お茶のパック詰め、花卉パッケージ作業などの受託で、実績を重ねています。現状は、作業スペースが限られ、やりたくても、作業をお断りしている状況です。助成で、プレハブの作業場を建て、ウエイトチェッカーつき金属検出器を導入することで、GAP、HACCPにも対応、作業を断らずに、売上の向上、工賃アップに取り組みます。
配食弁当で、いちにち平均、150個を販売するゆめかぜ。コロナカで、テイクアウト販売が増え、生産が間に合わなく、注文をお断りしている状況です。そこで、現在使用している50食分のスチームコンベクションに、120食分作れる機器を加え、ブラストチラーも大きなものに変更することで、作業の効率化を図ります。助成による機器導入で、いちにち、150個から1.6倍へ製造を増やします。
なないろのかぜでは、養鶏、野菜栽培、収穫した卵や野菜を使って、クッキーやプリンなど、お菓子作りに取り組んでいます。現在、1台のオーブンがフル稼働しても、製造が追いつかず、販売のチャンスロスを起こしている状況です。もう一台、オーブンを導入することで、生産能力を2倍に。利用者さんのモチベーションアップ、作業能力の向上とあわせて、売上増、工賃アップを見込みます。
スマイルベリーでは、在宅介護、高齢者のきざみ食、ソフト食を、自然栽培の野菜を使っていちじ加工品を開発。従来のレトルトなどと違い、味付けは各家庭で、その人にあったものを提供できる商品、グランマというブランドを立ち上げます。助成金で、いちじ加工施設を整備。利用者さんは、野菜栽培、収穫だけでなく、加工、商品梱包、発送と、多様な作業を提供し、工賃アップを目指します。
アトリエ モモでは、ムーミン バレー パークからショップで販売する、お菓子の製造を受託しています。クッキーのブールドネージュは、1週間に4,000粒の製造が限界。繁忙期の注文に対応できない状態です。助成金で導入する定量分割機は、いちにち かかっていた分量を量る作業が1時間で完了。スチームコンベクションや、急速冷凍機などの導入により、大量生産に対応できる体制を整えます。
吉備の里、希望では、自動車部品の組立や、木製キーホルダーの受注生産をおこなっていましたが、コロナカで仕事が激減。キーホルダー制作の技術を活かし、感染予防グッズのウイルスブロックを開発、約2ヵ月で4,000個を販売しました。しかし、レーザー加工機1台で、大量の注文に応えられません。もう1台の導入で、生産量を3倍に見込み、新商品開発にも取り組みます。
はまなす荘のしゅとなるクリーニング事業は、法人内の老人ホームのリネンが中心でしたが、一般シーツから介護シーツに転換され、受注が減少しています。そこで、協議を重ね、大手サプライの指定協力工場となることが内定。リネンと私物クリーニングを取り扱います。助成で、保健所指導に基づく工場改修を行い、専用運搬車も配備。3年後に、現在より2倍の売上を見込んでいます。
リーフ韮崎の主な事業は自動車部品等の加工、組立、検査等です。コロナカにより、受注量が30パーセントから40パーセント減少、単価の引き下げも求められ、施設外就労の継続も困難な状況です。打開策として、あらゆる分野で必要とされ、部品を確実に接合する、くうあつ式スピン加締め機を導入します。この機械を使う作業を発注したいという企業もあり、単価も確実にアップすることが期待できます。