2020年度最後のパワーアップ フォーラムは、約400名の視聴者に参加いただきました。
「コロナカで苦労されているかたも多いと思いますが、その中でも頑張っている登壇者の話をぜひ参考にしてほしい」と、ヤマウチ理事長の開会の挨拶でスタートしました。
はじめに、クロネコヤマトの満足創造経営をテーマに、ヤマウチ理事長の講演、きょうされんの藤井氏による時流講座は、コロナカの施設の現状など、最新情報を交えた講義をしていただきました。続いて、福岡会場編の講演は、共生シンフォニーの中崎氏が滋賀県からオンラインで登壇。ソーシャルファームの考え方に触れ、「障害のある人だけでなく、さまざまな就労困難者が増えている中で、気づいた人が動き、地域を変える活動が必要。その動きが、社会のしんどさを減らしていくのではないか。しんどい人たちが、尊厳を持って生きられる社会になってほしい」と話します。次に、東京家政大学、名誉教授の上野氏が講演。精神障害者の支援をしているかたに向けて、「一般企業就労がすべてではありません。障害の特性に合った働き方を追求していくこと。障害者の力が見えたとき、それをやりがいと感じて頑張ってほしい」と、支援者へエールを送りました。
実践報告では、自然栽培パーティーの磯部氏が、農福の魅力について、「食や環境、生きていくことに直結し、地域社会に必要とされる可能性のある活動」だと話します。わーくす昭和橋の岡本氏は、売上2000個を目標にしていた肉まんが、40000個を販売した、挑戦の物語を報告しました。
2020年度パワーアップフォーラム、締めくくりのシンポジウムでは、幸福度、いままで大切にしてきたことなど、シンポジストの考えをひとりずつお聞きしました。