企業とコラボしながら、笑顔で頑張る利用者さんと、福祉施設の姿を全国に発信。
「いま、沖縄県で就労先を待つ、障害のあるかたは、約5800人と、過去最高の人数です。だれひとり取り残さないで、安心して働ける支援を。そんな目標に向かって頑張る福祉関係者を、私は応援していきます」と、沖縄県知事の、玉城デニー氏から応援ビデオメッセージが届きました。
ヤマウチ理事長も、「変化が起きるときは、ピンチでもあるけど、チャンスでもある。いまこそ、みんなで前へ向かって進んでいくときではないでしょうか」と、エールを贈りました。
続いて、きょうされんの藤井専務理事が聞き手となり、比嘉実行委員長、株式会社,ゆにばいしがきの津嘉山 ワタルさん、社会福祉法人、若竹福祉会の村田 凉子さんたちとトークセッションを開催。村田さんは、「仕事のほとんどがストップしています。でも、先人たちは、もっと厳しい時代を乗り越えてきた。そこからいろんなことを学び、他の事業所や、地元企業と連携し、みんなで、利用者さんの未来を切り開いていきたい」と、話しています。
沖縄の実行委員たちは、食文化を生かしたアンテナショップづくり、観光業と連動してガチャを使った事業所商品のピーアールを進めてきました。そして第2分科会では、障害のあるかた、事業所と企業を結ぶビジネスマッチングサイト、ゆいジョブを立ち上げ、運営を行っています。
ゆいジョブでは、企業と事業所、当事者がリアルに対面し、マッチングできるイベントも企画。「何度準備しても、その度にコロナで中止になりましたが、あきらめずに、必ず実現してみせます」と、報告しました。
さらに、宮古島や那覇市のみっつの事業所とネットで繋ぎ、いろんな働くを応援する就労支援事業所の事例を紹介。それぞれの事業所での活動や、利用者さんの働きぶりなどを伝えました。利用者さんが作った野菜や商品を納めるレストランやホテル、仕事をいただいている旅行代理店など、コロナの影響を正面から受けてしまったパートナーばかりですが、この難局を一緒に乗り切ろう、と、企業と福祉施設が力を合わせています。
また、働きがいをかなえる一般就労として、ふたつの企業の雇用事例も紹介。障害のあるかたに、安心して働いてもらえるようにと、食品製造業では、働きやすい工場環境、地元新聞社では、テレワーク体制などの、企業の取り組みを紹介しました。
そして、最後に、大勢の利用者さんと職員によるフィナーレライブへ。楽しそうに歌い、演奏し、踊る姿を、全国の同じ境遇で頑張るみなさんへお届けしました。