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2021年度、障害者の働く場、パワーアップフォーラム、ライブストリーム in 沖縄。

チバリヨー、沖縄。コロナカ をこえて。

2月4日、コロナカで延期となっていたパワーアップフォーラム in 沖縄をライブストリームで開催しました。大変な時期ですが、私たちは立ち止まっていられません。実行委員たちは、たくさんの参加施設と一緒に、いろいろアイデアを出し、アクティブに動き続けています。今日はその集大成です。沖縄の福祉関係者の思いを代表した、実行委員長の、比嘉 ゑみ子さんの言葉でフォーラムは開幕しました。

企業とコラボしながら、笑顔で頑張る利用者さんと、福祉施設の姿を全国に発信。

「いま、沖縄県で就労先を待つ、障害のあるかたは、約5800人と、過去最高の人数です。だれひとり取り残さないで、安心して働ける支援を。そんな目標に向かって頑張る福祉関係者を、私は応援していきます」と、沖縄県知事の、玉城デニー氏から応援ビデオメッセージが届きました。

ヤマウチ理事長も、「変化が起きるときは、ピンチでもあるけど、チャンスでもある。いまこそ、みんなで前へ向かって進んでいくときではないでしょうか」と、エールを贈りました。

続いて、きょうされんの藤井専務理事が聞き手となり、比嘉実行委員長、株式会社,ゆにばいしがきの津嘉山 ワタルさん、社会福祉法人、若竹福祉会の村田 凉子さんたちとトークセッションを開催。村田さんは、「仕事のほとんどがストップしています。でも、先人たちは、もっと厳しい時代を乗り越えてきた。そこからいろんなことを学び、他の事業所や、地元企業と連携し、みんなで、利用者さんの未来を切り開いていきたい」と、話しています。

沖縄の実行委員たちは、食文化を生かしたアンテナショップづくり、観光業と連動してガチャを使った事業所商品のピーアールを進めてきました。そして第2分科会では、障害のあるかた、事業所と企業を結ぶビジネスマッチングサイト、ゆいジョブを立ち上げ、運営を行っています。

ゆいジョブでは、企業と事業所、当事者がリアルに対面し、マッチングできるイベントも企画。「何度準備しても、その度にコロナで中止になりましたが、あきらめずに、必ず実現してみせます」と、報告しました。

さらに、宮古島や那覇市のみっつの事業所とネットで繋ぎ、いろんな働くを応援する就労支援事業所の事例を紹介。それぞれの事業所での活動や、利用者さんの働きぶりなどを伝えました。利用者さんが作った野菜や商品を納めるレストランやホテル、仕事をいただいている旅行代理店など、コロナの影響を正面から受けてしまったパートナーばかりですが、この難局を一緒に乗り切ろう、と、企業と福祉施設が力を合わせています。

また、働きがいをかなえる一般就労として、ふたつの企業の雇用事例も紹介。障害のあるかたに、安心して働いてもらえるようにと、食品製造業では、働きやすい工場環境、地元新聞社では、テレワーク体制などの、企業の取り組みを紹介しました。

そして、最後に、大勢の利用者さんと職員によるフィナーレライブへ。楽しそうに歌い、演奏し、踊る姿を、全国の同じ境遇で頑張るみなさんへお届けしました。

東京会場と沖縄の実行委員をつないで、2年ぶりにもりだくさんの内容で開催。玉城デニー沖縄知事からビデオメッセージをいただきました。

仕事がしたい、障害のあるかたの事業所と、仕事をお願いしたい企業とをマッチング。

ゆいジョブをスタート。

沖縄には、「障害者を雇用したい。福祉事業所に仕事をお願いしたい」と考える企業と、「障害者の一般就労先を見つけたい。利用者さんにもっと仕事を提供したい」と願う事業所がたくさんあります。でも、互いの存在を知らないままになっていることも。そんな両者を繋ぐために誕生したビジネスマッチングサイトが、ゆいジョブです。

ゆいジョブの名前は。

ゆいジョブは、沖縄の方言、ゆいまーる、助け合い、と、英語のジョブ、仕事、を組み合わせたネーミング。ここには、福祉事業所と企業がともに助け合いながら、だれもが豊かな人生を送っていけるお役に立ちたい、そんな思いを込めています。

互いに知りたい情報を共有。

企業は、「うちが雇用したい人材を、どの就労支援事業所で探すと良いのか。また、うちの仕事を安心してお願いできるのは、どこの福祉事業所なのか」が、なかなか見えずに困っています。

一方、就労支援事業所も、「この企業は、どんな職種で、どの仕事を任せたいのか。どんな体制で迎えてくれるのか」がわからなければ、利用者さんの未来を託すことはできません。ビジネスパートナーとして一緒に仕事をしていく上でも、同様に情報が必要です。

そこで、双方が必要な情報をわかりやすく共有できるように、ゆいジョブのスタッフが沖縄中を飛び回って取材し、サイトに掲載しています。

取材でこだわっているのは、仕事に対する熱い思い、誇りを持って仕事を楽しんでいる姿を伝えることです。

でも、それだけでは、いま一歩、互いに歩み寄る勇気がわかないことも。そこで、働き手を探している企業、仕事を探している事業所、双方がリアルに出会えるイベントの開催も計画。他にも、障害者が働く企業や、事業所が生産した商品を販売するマルシェも開催し、盛り上げていこうとしています。

ゆいジョブ公式サイトでは、おきチャン調査隊がゆく、が、アップされています。各リンクからご覧ください。

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私たちの隊長、おきチャンです。

ゆいジョブのイメージキャラクター、おきチャンです。生みの親は、社会就労センター,わかたけの玉城 里奈さん。実行委員たち6事業所の利用者さんが考えた、計43案のなかから選ばれました。デザイナーさんに、きれいに仕上げてもらったイラストを見て、「おきチャンを私たちの隊長にしよう。障害者を応援している企業や事業所、そして、みんなの働く姿を、SNSも活用して幅広く発信していこう」と、盛り上がっています。

玉城 里奈さんの描いたイラストから、おきチャンは誕生しました。

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