今や、テレビで紹介され、楽天1位、農林水産省の賞も受賞した、わーくす昭和橋の肉まんが爆発的に売れています。地元、中川区で発祥した、日本初の結球白菜、野崎白菜を使って、地域興しをする研究会から、肉まんを作ってみないか、というところからのスタート。味の壁にぶつかったときは、中華の陳建一の兄弟子が、肉まんの包みがうまくいかないときには、包みのできる利用者さんが助けてくれました。商工会議所の塾に参加し、厳しい審査を経て、夢の松坂屋で販売するチャンスを勝ち取り、ここから、わーくす昭和橋の快進撃が始まります。八丁味噌、小麦粉きぬあかり、名古屋コーチンと、原料を愛知県産にこだわった肉まんの開発、カレーまんのヒットにより、名古屋名物として、テレビでも紹介されるようになりました。いろいろな方とのつながりでここまで来た、と塾生の岡本さんは話します。現在は、法人の事業所がにんにくの生産に取り組んでいるところから、餃子の開発を進めて、次のヒットを狙っています。
課題は、ネット販売の手数料などの経費の大きさです。熊田塾長は、「委託や、ネット販売だけでなく、地元に根ざして、どこかに店舗を持つことを考えた方が良いのではないか」と、アドバイスしました。