このページと、以下のページは音声読み上げブラウザに最適化済みです。

利用者さんの給料増額に向かって。夢へのかけ橋、実践塾。

コロナ禍で延長された、夢へのかけ橋実践塾、農福連携実践塾も、今年度で修了となります。目標に向かって、ラストスパートです。

第3期楠元塾、塾長視察。

  • 2022年7月20日。
  • 利用者さんの仕事をしやすい環境づくりを。
  • どんぐり村福祉工場。

岐阜県にある、どんぐり村福祉工場では、毎日350食以上のお弁当を、福祉事業所や、病院職員へ配達。入塾の時から比べると、確実に売上も上がってきました。毎日、350食以上をつくるために、お弁当箱を、配膳台に、1回で200個以上並べて盛り付けしています。楠元塾長の指導で、その場で並べるお弁当箱の数を減らし、盛り付けるおかずの置き場を確保するように変更しました。これにより、利用者さんの動く歩数も減り、早くお弁当が作れます。「利用者さんたちが仕事をしやすくするのが、私たち、支援者の仕事です」。できあがったおかずを置く場所、ブラストチラーなど機械の位置や使い方、おかずの入れ物、ゴミ箱の位置など、ひとつひとつが、仕事をする人の動線に関わり、環境づくりに繋がってくることを学びました。

第4期新堂塾、見学勉強会。

  • 2022年8月18日。
  • 利用者さんの、はたらく力を伸ばすために。
  • 東京都板橋福祉工場。

新堂塾アドバイザーの菅野先生と、東京都板橋福祉工場を見学しました。ここでは、水耕栽培の植物工場、DM、ベーカリー、喫茶店の運営をおこなっています。

菅野先生は、職員の仕事はなにか、ということについて、「はじめて作業を見た人が、どんな仕事をやっているのか、どんなふうに仕事が流れているのかが分からないと、利用者さんも分からない。どこの場所で、どれくらいの作業をおこなうのかを決めるのが職員の仕事。納期にあわせて、作業室の職員が交通整理をおこない、作業を見守る。管理者は営業に行く。目指すのは、利用者さんのはたらく力を伸ばすこと」と、お話しいただきました。

第4期新堂塾、見学勉強会。

  • 2022年8月30日、31日。
  • 新規事業、新商品の開発で、工賃アップを。
  • あんずの森。

愛媛県松山市の、あんずの森は、B型とA型の事業所を運営し、ステップアップしながら就労へと、はたらく、を通して、利用者さんの自立に向けて支援しています。ヤマト福祉財団オグラマサオ賞受賞者の柴田智宏氏にご協力をいただき、ペットフードのリパックをはじめました。近隣にメーカーが無いため、ペットフードにこだわらず、リパックの事業を、農業班でつくったハーブを加工してパックにするなど、新しい価値を考え、工賃アップを図っています。施設の見学後には、職員全員が菅野先生を囲み、日頃の支援のヒントを得る貴重な時間となりました。

農福連携実践塾。

  • ジャパンフーズプロジェクトに参加、実績を発表しました。
  • 2022年9月16日、17日。

ジャパンフーズプロジェクト主催による、農福連携、六次化ブランディング、全国フォーラムが、9月16日、八芳園で開催されました。今回は、財団との共同開催で、農福連携実践塾、六次化レポートの発表を兼ねて、塾生が全員参加し、六次化をおこなっている加工班が、それぞれの実績を発表しました。

フォーラムのあとにおこなわれた農福連携実践塾では、餃子の新商品開発、ぶどう栽培を始めた、なし栽培を手がけているなどの新たな事業展開を報告。日頃の栽培の悩みや、利用者支援についても、活発な議論が交わされました。卒塾まで残り半年、ゴールに向けて塾生の活動に期待するばかりです。

公益財団法人 ヤマト福祉財団 トップページへ戻ります。
ヤマト福祉財団 NEWS の目次へ戻ります。