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スワン工舎卒業生訪問、37。株式会社ビジネスプラスさま.

働きぶりを認める言葉、先輩のアドバイスで、積極的に。

以前は、新たな物事に対して、なかなか積極的になれず、投げ出してしまうこともありましたが、今では、臆せず、挑戦することに意欲的で、毎日に働きがいを感じています。

企業で働くようになって、できることをどんどん増やす.

山手線を眼下に見下ろす、南新宿の高層ビルが、岩崎広樹さんの職場です。

「お茶の電話を受けることが大変です。聞き取れないときは、『もう一度、お願いします』と、言っています」。

2019年から、週5日、株式会社ビジネスプラスの、新宿南グループが運営する喫茶コーナーで、正社員として働いています。

岩崎さんの職場について、新宿南、接遇グループの川島ひろゆき、グループ長に伺いました。

「ここは、親会社、りらいあコミュニケーションズの事業所のひとつで、喫茶コーナーでは、親会社の福利厚生の一環として、飲料の販売をおこなっています。岩崎さんには、レジ打ちや、簡単な電話対応ですとか、飲料の提供を中心に、やっていただいております」。

ビジネスプラスでは、結果を求めない、という考え方を大切にしています。失敗を前提にチャレンジを促し、各人が対応できる仕事を探すことを目的にしているからです。

岩崎さんも、当初は、手先が動かず、エプロンや、頭巾を着けるのも、ひとりではできませんでした。ですが、今では、電卓の機能を巧みに操り、自分で時間を計算して、出勤簿に記入することも、お手の物に。

「岩崎さんを一言で表現すると、思ったことはすぐに行動にしてくれるかた。できたことを褒めると、どんどん良くなって。あとは先輩社員の仕事をよく観察していて、彼らからのアドバイスも素直に受けとめる、それで成長したと思います」と、川島さん。

勤務中の眠気にも、「顔を洗ってきます」、「夜遅い時間は家でタブレットを見ないようにします」と、自ら提案したという岩崎さん。入社して、とても積極的になりました。

電車が好きで、休日は、「晴れていれば、サンライズとか、電車の動画をりにいったりしてます」。 岩崎さんの笑顔に、今の生活の充実ぶりが表れていました。

接遇グループのみなさん。中央が岩崎広樹さん。

オフィス フロアへのデリバリーも。

電話のオーダーにも慣れてきました。

新宿南接遇グループ、グループ長、川島ひろゆきさん。

株式会社ビジネスプラス.
コールセンター業務の受託運営をおこなう、りらいあコミュニケーションズの特例子会社として2002年に設立。新宿のほか、沖縄と北海道にも拠点を構え、休憩室管理や、清掃、軽事務作業などで、本社業務を補助。現在、199名の障害者を雇用しています。
社会福祉法人、ヤマト自立センター、スワン工舎.
就労に必要なスキルの習得はもちろん、就労先の開拓から、ジョブ コーチによる、就労後のサポートまで、一貫したプログラムで、障害者の自立支援に取り組んでいます。
岩崎 広樹さん.
株式会社ビジネスプラス。2019年11月1日、入社。周りの仲間が、自分の仕事ぶりをちゃんと見ていて、アドバイスをくれるのがうれしい、という岩崎さん。挑戦することへの自信もつき、長く、この仕事を続けることが現在の希望です。
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