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農福連携実践塾。すべては高工賃のために.

今回で終了となる、第4回ぶどう栽培塾は、最後にぶどうの収穫。第2回たまねぎ塾は、苗を作るための種蒔きをおこないました。

塾長,エヌピーオー法人,ピアファーム,理事長,林博文さん.

第4回,ぶどう栽培塾。工賃を高くするには、高いものを売る.

4月の花穂成形のとき、手のひらに入るくらいの小さな房だったものが、ひとつひとつの粒が大きく、両手で包むほどのシャインマスカットに育ちました。9月11日と12日、最後の工程になるぶどう栽培塾を開催。今回は、林塾長の講義と、塾生がさまざまな工程に関わったぶどうの収穫です。

林塾長はピアファームでの売上、販路など、惜しみなく塾生に開示。観光ぶどう園あわらベルジュの7月から昨日、9月10日までの、毎日の天気、気温、来客情報、客単価等々の記録に基づいて、「7月から9月10日までの間で、一千万円の売上を超えた。どこかに売りに行くより、ここで売ることを大事にしたい」と言います。

野菜より単価が高く、雨の日でも作業ができて、お客様が来園して、喜んで収穫をしてくれる、さんぽうよしの事業。「ぶどう栽培は就労支援に適している。工賃を高くするには、高いものを売る。これからの福祉事業は、稼ぐとう事を考えてほしい」と講義を締めくくりました。

塾長,社会福祉法人,ゆずりは会,菜の花,管理者,こぶち久徳さん.

第2回,たまねぎ栽培塾。良い苗を育てるための、こだわりを大事に.

9月21、22日、第2回たまねぎ塾を開催しました。今回のテーマは播種。いわば、たまねぎ栽培のスタートにあたる研修です。

草が生えないように、太陽熱で殺菌した、苗床のマルチシートを外します。これは、8月のお盆頃から下準備をしてきたもの。そこに、種まき機を使って、種を撒いていきます。

たまねぎ栽培塾のこぶち塾長が、「絶対にしなければならない」ことのひとつに、種を蒔くだけでなく、蒔き終わったら寒冷紗をかぶせること。これにより、急な雨でも、植えたばかりの種が流れたり、土が硬くなるのを防ぎます。塾生も種まき機を使い、みんなで協力して寒冷紗を張り、約5反分を植える苗の種蒔きを完了しました。

翌日は、塾生のたまねぎ圃場の進捗状況を報告。こぶち塾長は、「良い苗を作るために、多くのこだわりを持って、ルールの中で種蒔きをしている。良い苗が収穫に繋がり、収益、工賃に繋がります」と、塾生に伝えて、終了しました。

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