このページと、以下のページは音声読み上げブラウザに最適化済みです。

2023年度、ヤマトグループ、ボランティアプロジェクト.

地域と繋がるボランティア.

財団では、ヤマト運輸労働組合と連携し、ヤマトグループ社員が、地域の障害者施設と繋がり、交流を深めていく、ボランティアプロジェクトを進めています。3年目の今年度は、農業編として、自然栽培パーティーに参加する、鹿児島県、福島県の施設で実施。地域の福祉活動に貢献する、ヤマト繋がるプロジェクトは、昨年度に引き続き、ヤマト運輸労働組合、青年部のみなさんと、横浜の障害者施設の利用者さんに参加していただきました。

ヤマトグループ、ボランティアプロジェクト、農業編.

2023年10月20日。念願の晴天。桜島もくっきり。サツマイモ大収穫。鹿児島支部.

ワーカーズコープ企業組合、労協センター事業団、国分地域福祉事業所ほのぼの。鹿児島県.

10月20日、ヤマト運輸労働組合、鹿児島支部のみなさんが、サツマイモの収穫ボランティアに集まりました。鹿児島空港から、約1時間ほどの場所にある、鹿児島県霧島市の障害者施設ほのぼのです。

6月に、ほのぼのでおこなったジャガイモ収穫は大雨でしたが、10月は、絵に描いたような秋晴れ噴煙を上げている桜島もくっきり見えています。

自然栽培なので、農薬は一切使っていません。「前年の課題を工夫して、畝を広く、高くして、水はけを良くするための溝を作り、はたけに水道設備がないため、毎日じょうろで水やりをしました。草取りも頑張りました」と、支援員のくきもとさん。その甲斐があって、サツマイモ、ひとつひとつが大きく育ち、収穫量も300キログラムとなりました。何と前年の3倍です。

ほのぼのでは、いつもなら収穫に1週間かかるところを、ご家族も含めた鹿児島支部のみなさん、30人と、ほのぼのの利用者さんが一緒に作業をして、半日で収穫を完了。

鹿児島支部の赤崎,執行,委員長は、「収穫を楽しむことができました。この交流を、鹿児島支部として定期的に実施できれば良いと考えています」と、挨拶。組合員のみなさんは、収穫したサツマイモをいっぱいお土産に持って、ボランティアが終了しました。

ワーカーズコープ企業組合、労協センター事業団、国分地域福祉事業所ほのぼの.

鹿児島県霧島市国分上小川 6574、電話、0995-71-0178.

ほのぼのは、訪問介護、学童保育、放課後デイサービス、就労継続支援ビー型など、さまざまな事業を展開しています。約1ヘクタールの圃場を、自然栽培で、お米や、野菜を作っています。

ヤマトグループ、ボランティアプロジェクト、農業編.

2023年10月28日。タマネギの定植の早さに、プロもビックリ。郡山支部.

社会福祉法人こころん。福島県.

福島県泉崎村の、こころんでおこなわれたのは、タマネギの苗を定植する作業でした。

「マルチの穴に、指の第2関節くらいの深さまで、苗を押し込んでください。浅いと倒れます」と、こころんの職員から説明を受けて、作業がスタートです。

9月に蒔いた種が苗に育ち、ようやく定植。マルチに開けた穴に、1本ずつ植えていきます。作業をおこなっているのは、郡山支部のみなさんと、こころんの利用者さん、約40名。苗を片手に持ってしゃがんだまま、動いてくのは、かなりつらい体勢です。「いつも使っている筋肉と違うから、明日が恐い」といいながら、1時間強で、用意した苗の定植が終了。6月のこころんでおこなったタマネギの収穫もパワー全開でしたが、植え付けの早さにもビックリ。急遽、オクラ畑で、収穫が終わったオクラを畑から抜く作業をお手伝いしました。

郡山支部の本郷委員長は、「前回、収穫をお手伝いしたタマネギは、本当に美味しかった。農薬を使わない栽培で、安心していただきました。これで、私たちと、こころんとの点が線に繋がったので、この繋がりを面にして、もっと大きく広げていきたい。これからも情報を共有しながら、子どもたちの楽しい思い出にもなるよう、この活動を続けていきたい」と、話されました。

社会福祉法人、こころん.

福島県西白河郡泉崎村,あざ,川畑37−1。電話、0248-53-5568.

1.5ヘクタールの圃場でお米、約50種類の野菜を栽培こころん養鶏場では、平飼いのニワトリが生む、ここたま の生産販売。直売およびカフェ、こころや では、野菜などの販売や、店内のカフェでは、こころやにある食材を使った、ランチや、スーツも楽しめます。

ヤマト、繋がるプロジェクト、地域福祉活動編.

参加して、共感して、ともに笑って、ボランティアの輪を広げていこう.

組合青年部と、大学生がコラボ.

障害のあるかたや、お子さんたちと、楽しく交流する地域イベントが、横浜市内で実施されました。

企画を考えたのは、ヤマト運輸労働組合、青年部のみなさんと、大学生ボランティアの方々です。これは、ヤマト、繋がるプロジェクトと題する企画で、今回で3年目となります。

プロジェクトは、昨年5月から始動。6月からは、3つの企画チームに分かれて、具体的なアクションを始めました。

アイデア出し課題抽出解決案の策定など、各チームで、青年部のみなさんと、大学生の方々、受入れ先となる、地域の福祉団体等とコミュニケーションを図りながら、イベントの内容を固めていきました。

今回は、11月に先行して実施された、2チームのイベントについて、ご紹介します。

ダンスやアートを題材に、障害のあるかたや、お子さんたちと、楽しくて心に残る時間となりました。

残る1チームが企画する、みんなと一緒にすごろくで GO は、本年1月に実施予定です。

ヤマト、繋がるプロジェクトとは?

新型コロナ感染症の広がりをきっかけに始まった同プロジェクトは、オンラインも活用した、ボランティアイベントをゼロから企画する試みです。5類に移行した2023年も、多くの気づきが得られる貴重な場として、継続実施されました。

これまで同様、社会人と学生がつながり、ともに地域の福祉に関わっていく。そうした人の輪を広げていくことが狙いです。

同プロジェクトは、エヌピーオー法人、アクションポート横浜とのコラボレーションによって実現しました。

エヌピーオー法人、アクションポート横浜.

若者とさまざまな団体をつないで街を盛り上げる活動をしています。

大学、地域のエヌピーオーと連携した、エヌピーオー インターンシップ、若者と地域とのパートナーシップ活動を応援する、横浜アクションアワードなどを展開しています。

なるこ DE ダンス、NARUKO 部 presents.

  • 連携団体:東戸塚地域活動ホームひかり、戸塚区民活動センター.
  • 11月8日、東戸塚地域活動ホーム、ひかり.

まず、はじめに、みんなで、踊りに使う、なるこ(鳴子)を、思い思いに色づけして装飾。その後は、完成した なるこを手に、ダンスを楽しみました。

ペンやシール、マスキングテープなどを使って飾られた なるこ は、それぞれの個性が光る打楽器となり、に残る思い出にもなりました。

特別に用意したサビメドレーに合わせて なるこを鳴らして踊るなど、ダンスタイムも盛り上がり、サプライズで、戸塚区のマスコットキャラクター、ウナシーも登場。最後は、ウナシー体操を一緒に踊りました。

企画チームからメッセージ.

学生たちの声.

  • 予定通りにいかないことだらけで進んだ企画運営にはなりましたが、参加者に、楽しい思い出を提供できて良かったです。
  • 障害者施設での初ボランティアに緊張しました。さまざまな人と交流する中で、楽しそうにする利用者さんの姿に、参加して良かった、と思いました。

ヤマト労組青年部の声.

  • 利用者さんの、楽しそうな笑顔が忘れられません。貴重な経験と、楽しい時間を過ごすことができました。
  • 思い思いになるこを装飾したり、ダンスを楽しむ様子が、画面から伝わってきて、ZOOM 参加の私も笑顔が絶えないイベントでした。

連携、受入れ団体からのメッセージ.

  • 平日でしたが、沢山の学生や、ヤマト社員の皆さんが来てくださいました。全国からリモートでの参加は、利用者の皆さんも興味津々。何より、みんなで鳴子作りや、ダンスを楽しんでいたことが嬉しく思います。
  • 東戸塚地域活動ホームひかりの温かな受入れ態勢、企画運営チームの頑張りを見守らせていただきました。皆が笑顔になる、素敵なご縁の場に参画でき感謝です。

ハートの花束を作ろう.

  • 連携団体:カプカプカワワ、都筑区子育て支援センター Popola.
  • 11月19日、カプカプカワワ 喫茶、都筑区子育て支援センター Popola.

参加者ひとりひとりが、花の形をした型紙に、つながる、をテーマに、思い出や、気持ちを、自由にお絵かきしてもらいました。

完成したお花は、用意した、大きな透明シートに、ハート型に配置し、貼っていきました。

ハート型にくりぬいた大きな額、台紙とあわせれば、片面から見ると、大きなハート型の花束に。反対側から見ると、花に込めたメッセージが読める仕掛けです。

本イベントのあとにはフォトスポットを用意するなど、サブ企画も充実させ、当日、参加できなかった人も足を運んで、施設や、地域と繋がるきっかけとなるよう工夫しました。

お花の事前作成には、東戸塚地域活動ホームひかり、戸塚区民活動センター、チューリップ、本牧和田地域ケアプラザにも、ご協力いただきました。

企画チームからメッセージ.

学生たちの声.

  • エネルギッシュな方々に揉まれながら、試行錯誤した企画。連携施設さんの温かさが伝わり、当日参加者も含め、みんなで作り上げた作品と、イベントになりました。
  • ボランティアも、子どもと接するのも慣れていなくて、緊張しましたが、子供たちも楽しそうで、私も嬉しかったです。また機会があれば、参加してみたいなと思います。

ヤマト労組青年部の声.

  • 夏のカンパ、スワンのケーキの大切さを感じることができました。日頃できない経験をさせていただき、ありがとうございました。
  • ボランティア活動を通して出会えた方々と、ひとつの作品を作れることが、すごく貴重だと感じました。良い経験ができました。

連携、受入れ団体からのメッセージ.

  • 終了時刻を過ぎてもお喋りは終わらず、笑顔があふれ、なかなか帰らない。その様子に、「大成功。 お疲れさま」の気持ちに。この出会いや経験が、これからの人生への、何か、ひっかかりになったらうれしく思います。
  • 大人も、子どもも、学生も、ヤマトさんも、スタッフも、夢中になっている顔が印象的なイベントでした。繋がること、相手に興味をもち、対話することの素晴らしさを体感しました。
公益財団法人 ヤマト福祉財団 トップページへ戻ります。
ヤマト福祉財団ニュースの目次へ戻ります。