このページと、以下のページは音声読み上げブラウザに最適化済みです。

スワン工舎卒業生訪問、39。株式会社しまむらさま.

お客様に感謝されるのが一番。商品管理から売り場づくり、接客もお任せ.

接客の面白さに惹かれて、アパレル小売業の門を叩いた川上さん。人を育てる しまむら の職場風土のなかで、いきいきと自分の能力を売り場に注いでいます。

株式会社しまむら.
総合衣料品販売の国内最大手。北は稚内から、南は石垣島まで、ベビー、子供用品を専門とするバースデイなど、6つのブランド事業で、国内外にグループ、約2,200店舗を展開。ダイバーシティに熱心で、2023年2月現在、703名の障害者を雇用しています。
社会福祉法人、ヤマト自立センター、スワン工舎.
就労に必要なスキルの習得はもちろん、就労先の開拓から、ジョブコーチによる就労後のサポートまで、一貫したプログラムで、障害者の自立支援に取り組んでいます。
川上 翔さん.
株式会社しまむら。2021年12月16日入社。スワン在籍時から、後輩を気に掛けるなど、気が回るタイプの川上さん。任された仕事には、責任とやりがいを感じています。休日には、スワンの仲間と、小旅行に行くこともあるそうです。

相談したり、意見の言いやすい、互いに助け合える職場が楽しい.

川崎競馬場隣接の大型ショッピングモール内の しまむら で、2021年から勤務しているのが、川上 翔さんです。

「やることがいっぱいで大変ですけど、楽しいです。できるところは、どんどん任せるっていう感じが、しまむらなんで」(笑い)。

なんと、川上さんは同店の、紳士とキッズの部門を、一人で担当しているのだそう。店長の東家市郎さんに伺いました。

「商品部からの陳列指示に沿って新商品を店に出したり、値下げ指示が出た店頭商品のピッキング、他店へ回す商品の出荷だったりを中心に、レジ打ち以外、すべてやってくれています。売り場づくりの改善提案も、たぶん、店で一番、出してくれて」。川上さんの考える売り場工夫の意見は、実際、社内報にも取り上げられたのだとか。

かつて、靴小売チェーン店でのバックヤード業務の経験がある川上さん。そこで苦手意識があった、接客業の面白さに目覚めたそうです。スワン工舎での研修を経て、川上さんが実習先に希望したのが しまむら でした。

2年ほど働いてみて、「仕事の進め方など、店長になんでも相談できるし、周りの人たちがみんな良い人で、和気あいあいと助け合って働いている」のが魅力だ、と川上さん。現在はパート社員として、他のスタッフと同様、週5日勤務で、年2回の賞与もあります。

しまむら は、障害者雇用を、継続的に取り組んできました。法定雇用率、2.3パーセントを大きく上回って、2023年2月現在の障害者雇用率は4.17パーセント障害者職業生活相談員の資格を持つ社員も、243名を数え、さらなる採用にも意欲的です。

「川上さんとちがって、接客が苦手なかたには、バックヤードでのハンガー掛けなど、それぞれのかたに合った業務が必ずあります。興味のあるかたは、声を掛けてください」と、東家店長。

「忙しくても、丁寧な接客を心がけ、長く働き続けたい」と、川上さんは考えています。

川上さんが担当する紳士、キッズ売り場で。東家店長と川上さん.

検収のあとは品出し.

納入された商品を確認する検収作業に、バックヤードで励む川上さん.

川上さんの提案が掲載された社内報.

川上さんは他のパート社員とほとんど同じ業務をこなしていて、すごい、と語る、店長の東家市郎さん.

公益財団法人 ヤマト福祉財団 トップページへ戻ります。
ヤマト福祉財団ニュースの目次へ戻ります。