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夢へのかけ橋実践塾、楠元塾フォローアップ研修。

利用者さんの工賃アップが活動の原点。1月19日、20日。

楠元塾1期生から3期生の塾生17名を集めて、フォローアップ研修を実施しました。開催場所は、2期生で塾長賞を獲得した小林綾子さんの、茨城県牛久市、弁当屋トポスです。

1日目の午前は厨房を見学、午後から翌日の終了まで、塾生の現状報告、日頃の疑問などを出しあって、ディスカッションをおこないました。

入塾した頃の弁当屋トポスは、1日のお弁当製造数が、約75個、5年後の2023年11月では、717個、売上も、月平均、約73万円から、約580万円の約8倍に。平均工賃も、約2万円から、5万円を超える実績を伸ばしてきました。「32名の利用者工賃、5万円を達成するには、160万円の利益が必要。そのための、1日の販売個数を割り出し、それを目標にして、トライ アンド エラーを繰り返してきたら、目標に到達した」と、報告する小林さん。

「利用者さんが自主的に動いて、楽しそうに仕事に取り組んでいた。工賃を上げるための目標がしっかり決まっていて、残った惣菜を違う形に変えて、徹底して売ってしまうという精神がすばらしい」と、楠元塾長から、お褒めの言葉も。「みなさんも、個数を一気に増やそうと思うのでなく、1日1個、増やせば、月で20個、次は2個増やすと考えて実行してください。自分たちがやろうとしているのは、利用者さんの工賃アップです」と、話します。

塾生報告では、高齢者食に挑戦する塾生、売上が10倍になって、今までと桁違いのボーナスを出せた、と報告する塾生、温泉の地熱を利用した料理を提供するレストランを始めた塾生等々、それぞれの情報を共有し、先輩、後輩塾生がひとつになって、新しいネットワークを繋ぐ研修会となりました。

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