企業の仕事を体験できる、唯一のイベント。
沖縄パワーアップ フォーラム分科会活動から誕生した、ゆいジョブ 実行委員会と、ヤマト福祉財団が主催する、障害者と企業をつなぐ参加型イベント、おしごと発見フェアが、9月26日、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンション センターで開催されました。
3年目になる今回は、特別支援学校をはじめ、障害者施設、一般のかたなど、昨年より150名も多い、約580名の参加がありました。
オープニング セレモニーでは、沖縄県知事の玉城デニー氏から、「このフェアを通じ、障害を持っておられる、一人でも多くのかたが希望する仕事に出会い、輝ける場所を発見できることを願っています」と、ビデオ メッセージをいただきました。
企業や仕事を知っていただく、入口として。
今回の、おしごと発見フェアは、障害のある方々が、「働くとはどんなこと?」、「企業で携わる仕事はどんなこと?」を具体的にイメージしていただきたいという、ゆいジョブ 実行委員の思いから、おしごとチャレンジ体験会を充実させ、会場の3分の2のスペースで展開。昨年、参加して手応えを感じ、さらに大掛かりな体験を実施した企業、障害者雇用に対して、新たに取り組みを始めようとする企業など、14社が出展。すぐ雇用につなげるというより、企業や仕事を知っていただく入口として、障害のあるかたが、興味を持ったり、可能性を発見していただくエリアです。「施設で働いているけれど、一般企業に就職したい」、「アイティー関連の仕事に興味を持っている」など、仕事を体験した参加者が、感想を話してくれました。
また、会場スペースは3分の1になりましたが、就活したいというかたのために、合同企業説明会も実施。沖縄ヤマト運輸はもとより、琉球銀行様、ジェイティーエー様、ジェイティービー様など、はじめての参加もありました。参加企業は、「こんなに集まってくれるとは予想していなかった。用意した資料が足りなくなった」と、話しています。
自分が働けるのか、働くためにどうしたらいいのかわからないというかたのために、なんでも相談コーナーも設置しました。
会って、体験して、相談して。3段階に対応できる沖縄県で唯一の総合イベント、おしごと発見フェア。今回は地元の高校生が授業の一環として、ボランティアで参加しました。また、当日は、地元のテレビ局、新聞社などの取材も多数あり、認知度も上がってきています。
実行委員会は既に、来年へ向けての準備を始めています。