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農福連携実践塾。

第2期ぶどう栽培塾が、9月の第5回研修会でファイナルを迎えました。第2回たまねぎ栽培塾は、いよいよ種蒔の実地研修です。ぶどう栽培塾もたまねぎ栽培塾も、1年を通して収穫に至った、1期生の成果発表をおこないました。

第2期ぶどう栽培塾、9月12から13日。

農業で工賃向上を実現するために。

塾長施設のピアファームに、1期生、2期生が集合しました。今回は、2期ぶどう塾の最後の第5回研修会で、ナシブドウの収穫体験、1期生の成果報告会をおこないました。東京からオンラインで参加された山内理事長は、「発表を聞いて、いろんなことを学んでもらったと思う。塾を引っ張ってくださった林塾長にまず感謝を申し上げたい。ぶどう栽培の取り組みが、利用者さん、職員のみなさんにとって、新しい価値を生んでると思う。なにより、このネットワークを大事にしていただきたい」と、話しました。林塾長は、「ぶどうは、販売もしやすい、加工もしやすい果樹。農業で工賃向上するためには、収入に対して原価がどうなのか、経営的なバランスを見ながら収益を上げていってください」と、利用者さんの工賃向上へのメッセージを伝えました。

第2期たまねぎ栽培塾、9月20から21日。

成功する人はやるべき時にやっている。

第2回たまねぎ塾は、1期生の施設である、豊田市の無門福祉会で開催しました。1日目は昨年度、種蒔から収穫までおこなった、1期生の成果発表会を実施。うまく栽培ができたところ、失敗があった塾生もいます。こぶち塾長は総括で、「新しいことにチャレンジする大切さと、その分析、行動のピーディーシーエーが重要。失敗は農業でなく、やるべき時に作業ができない施設運営が原因だったと言う事もある。成功している人は、やるべき時にやっている。準備や計画に重きを置いて進んで欲しい」と、伝えました。

翌日は、種蒔の実地研修です。今回は山内理事長も参加し、1期生と2期生が一緒に作業をしました。作業のあと、山内理事長が塾生に向けて、「百聞は一見に如かず、ということわざがあるが、それを発展させた、百見は一験に如かず、という言葉がある。百回見るより、一度の行動、体験することが大きいということを、みなさんと作業をして感じた。これからも、一緒に発展できることを支援していきたい」と、研修を締めくくりました。

夢へのかけ橋実践塾、7月26から27日。

新堂塾オービーオージーフォローアップ研修会。

新堂塾の1期生から4期生まで、オブザーバーを含めて、5年ぶりにフォローアップ研修会を実施。1日目は武蔵野千川福祉会の事業所を見学、翌日はヤマト運輸本社会議室で報告会をおこないました。新堂塾の学びは、利用者さんの生きる力、学ぶ力、暮らす力を育てていくことを目指しています。働いて、社会の中で暮らしていくために、利用者さんの給料を上げていくことが、支援者の大きな仕事でもあります。入塾時、3,000円程度だった平均月額工賃が、10年経った今、45,000円に、売上も2,000万円に。平均工賃が7,000円から20,000円に上がったという報告も。新堂塾の学びは、着実に成果につながっています。

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