このページと、以下のページは音声読み上げブラウザに最適化済みです。
ヤマトグループ企業労働組合連合会様より、夏のカンパのご寄付をいただき、9月5日、新潟県湯沢カルチャーセンターにて開催の、ヤマト運輸労働組合第79回定期中央大会の中で、贈呈式がおこなわれました。
贈呈式で、山内理事長は、「ヤマト福祉財団は宅急便を生み出した小倉昌男さんが1993年に設立しました。『小倉昌男の思いをつないで。ヤマト福祉財団30年の報告』として、今までの歴史や、活動の内容をみなさまに知っていただくために冊子にまとめました。小倉昌男さんがどういう思いで福祉という事業を始めたのか。みんなが幸せに暮らせる社会にしたい、という思いです。最初は宅急便というサービスを通して、世の中の皆さんに幸せを届けよう、便利な世の中にしたい。ここから始めました。そして宅急便の事業から、今度は福祉という世界で、障害のある人も、ない人も、みんなが一緒に幸せに暮らせる社会をつくりたい。このような思いで、ヤマト福祉財団を設立されました。私たちは、その思いをこれからもつないでいかなければいけないと思います。
財団の活動は、小倉昌男さんが持っていたヤマトの株を原資に、その配当で運営することになりました。30年史の中にも書いていますが、労働組合が毎年実施している夏のカンパからの寄付金も、財団活動原資の大きな柱となっています。夏のカンパは1994年から2023年までで、ヤマト福祉財団への寄付総額が13億円を超えています。
本当に本当に大きな力をいただいています。夏のカンパを通して、また賛助会員という形で、社員ひとりひとりの思いが詰まっている、こういった財団であるというのが私たちの誇りでもあり、ヤマトグループの誇りであると感じています。改めて感謝を申し上げます」と、大会に参集された全国の組合を代表する役員のみなさまに、御礼をお伝えしました。
ヤマト福祉財団が支援しているエヌピーオー法人、医療的ケアじ者と家族を社会につなぐネットワーク(ブリッジネットワーク)主催による夢応援セミナーが、沖縄市にて開催されました。セミナーでは、医療的ケアが必要、もしくは重度心身障害のあるお子様を持つ県内の母親等を対象に、ブリッジネットワークの資格取得支援制度や、楠元塾の活動を紹介したほか、障害者福祉サービスの制度や、起業に関する勉強会をおこないました。楠元洋子理事長は、ご自身の経験を踏まえながら、「お母さんが仕事を通じて社会に出ていくことは、子どもさんも社会に出していかれること」と話され、働く夢に向けてのだい一歩を踏み出せるよう激励しました。参加者からは、「希望の光が見えてきた」、「他のお母さんにも聞いて欲しい」との感想をいただきました。
ヤマト福祉財団では、将来、社会の役に立ちたいと志を持って学ぶ大学生に返済不要の月額5万円の奨学金を差し上げています。今年度は70名の応募があり、8名が選考されました。
金城学院大学、薬学部薬学科3年、土屋彩華さん。
熊本学園大学、社会福祉学部、社会福祉学科4年、山本かんなさん。