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ヤマト運輸労働組合と、財団が連携し、ヤマトグループ社員が地域の障害者施設とつながり、交流を深めていくボランティアプロジェクトも4年目を迎えました。今年度は、農業編として、青森県、茨城県の障害者施設で実施。地域福祉活動編の ヤマトつながるプロジェクト は、ヤマト運輸労働組合青年部のみなさんと、アクションポート横浜がつながり、障害者のみなさんに楽しんでいただく企画を実施しました。
社会人と学生がつながり、オンラインも活用したボランティア イベントを、ゼロから企画、運営するプロジェクト。地域の福祉に関わり、その輪を広げていきます。同プロジェクトは、エヌピーオー法人、アクションポート横浜とのコラボレーションによるものです。アクションポート横浜は、大学生を始めとした若者が中心となり、エヌピーオーや企業、団体と連携しながら、地域の課題解決につながる活動に取り組んでいます。
青森県十和田市にある、のうがっこう、ここ カラダに集まった、ヤマト運輸労働組合青森支部のみなさん、23名。秋のボランティアはサツマイモの収穫の予定でしたが、温暖化のため、サツマイモの成長が予定していたより早いため、残されていた収穫もあっという間に終わってしまいました。
次にお手伝いしたのは、ニンニク畑に張ってあるマルチで、穴の横から出たり、曲がっている芽を真っ直ぐに出してあげる、ニンニクの芽出し作業です。しゃがんでひとつひとつ、芽を探しながら出していくのは、足腰にもつらい作業。でも、利用者さんが1日かかる作業を、なんと1時間で完了。青森支部の坂井委員長は、「このつながりを大事にしたい。今日、芽出し作業をおこなったニンニクの収穫にも来たい、と、みんなが言っている」と、話します。
「収穫は楽しい。無心でできる」と、口々に話す支部のみなさん。地元ののうがっこう、ここ カラダと新しいつながりができてきそうです。
ニンニクを中心として、サツマイモや、シャインマスカットの生産に取り組んでいます。主な取引先は星野リゾート青森屋。利用者さんは定員20名、月額平均工賃35,000円。農業を楽しむさとと書いて、のうがっこう ここ カラダと命名したと言います。
茨城支部の組合員と、そのご家族25名が、まめの木農園に集合。春のジャガイモの収穫に続いて、秋はサツマイモの収穫ボランティアです。
「学校や保育園でも、芋掘り体験がなくなって、今回はこのボランティアを楽しみにしていた」という小沼エスディーのご家族も、大きなサツマイモの収穫を思いっきり楽しんでいます。
まめの木農園さんは、「みなさんにお手伝いいただいて、6うねぐらい収穫ができたらいいな」と考えていたそうです。ところが、途中で仕事を終わらせることのできないヤマト魂が。畑に残っていた16うねを全部収穫してしまいました。いつもの利用者さんとの作業と比較し、約6倍の仕事量です。まめの木農園さんも、「人の力ってすごい」とビックリ。
大滝委員長は、「来年も、苗を植えて収穫をお手伝いする計画を立てています。これから、まめの木農園さんと、長いおつきあいをしていきたい」と、挨拶をされ、具体的に打ち合わせを進めるそうです。
無肥料無農薬の自然栽培で、サツマイモを始め、ジャガイモ、ネギなどを栽培する、まめの木農園。収穫された農作物はジェイエーの直売所や、地域のスーパーで販売しています。利用者さんは定員15名。他にも、地域の名産である、栗の収穫など、施設外就労もおこなっています。
横浜市内で、障害のあるかたや、お子さんたちと楽しく交流する地域イベントが、11月に催されました。プロジェクトは、3つの企画チームがアイデアを出し、当日の運営まで、みんなで協力しあって実現させたものです。楽しい時間を通じて、多くの気づきも、参加者にもたらしてくれたようです。
ネコをテーマに、組合青年部は、オンラインで参加者とコミュニケーションを取りながら、みんなでうちわを作成。戸塚区のキャラクター、うなしーも登場し、飾られたうちわを手に、音楽に合わせて遊びました。
不要になったシーツに、ペイントを、思い思いに施し、テーブルクロス、ランチョンマットに甦らせました。途中には、クイズコーナーもあり、完成した作品は、その後、実際に施設で利用されています。
組合青年部や、Popola の子どもたちが、事前にアルミホイルで作成したキラキラのお宝を、隠し場所である、ボールプールや、段ボールのトンネルから見つけ出します。ミッションをクリアすると宝をくれる、お宝マンも登場しました。