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自然栽培パーティー、全国フォーラム、2024、 in 鹿児島。

未来のこどもたちに、私たちができること。自然栽培パーティーの農業は地域をつなぐ。

自然栽培に取り組む仲間が、一年に一度集まり、日々の成果を発表、経験をシェアする、全国フォーラム 2024。今回も、収穫を祝うお祭り、しんじょうさいに合わせて、11月23日に開催されました。

自然栽培パーティー流、しんじょうさいで、盛大に。

2016年から毎年開催している、全国フォーラム。本年度は、鹿児島中央駅に直結した、ライカなんごくホールに、全国から170名の参加者が集いました。

自然栽培パーティーは、無農薬、無肥料の自然栽培に、障害のある人たちとともに励む団体、個人のつながりです。ヤマト福祉財団はパーティーの設立当初より支援をしています。

フォーラムの前日には、全国でおこなっている自然栽培のモデルとなる畑づくりのひとつ、農園づくり in 鹿児島 にて、そばの収穫や、玉ねぎの植え付けを実施。50名ほどの参加者が、農福師(農業で楽しく働く利用者)とともに汗を流し、畑作業の楽しさを実感したようです。

フォーラム当日は、祭りをイメージした趣向を凝らし、全国で採れた野菜をのせた神輿が、オープニングに登場しました。

他にも、農福師オリジナルおみくじなどが配られ、にぎやかで楽しい会場となりました。

食と大地が支える、人の営み。

今大会のテーマは、未来のこどもたちに、自然栽培パーティーができることを考える。

挨拶に立った、ヤマト福祉財団、山内理事長は、「人間が生きるとは食べていくこと。その根源的なところに、自然の大地を踏みしめて生きていくという、自然栽培パーティーの活動はつながっている」と、同会のいっそうの活躍に期待を寄せました。

教育学が専門の汐見としゆき氏の講演では、「同会の活動が、障害者の自立だけではなく、今後の社会に重要な役割を担ってくる」と、エールとともに、示唆に富む話が伺えました。

全国の,事例発表、農自慢では、農福師の自慢話で盛り上がるだけでなく、農福師がこどもたちにお米づくりを教える取り組みや、自然栽培パーティーの野菜が学校給食に採用されたことなどが報告されました。会の締めくくりは、半農半歌手として活躍するYaeさんのライブで会場は一体に。心に響くフォーラムとなりました。

ご講演をされた汐見としゆき氏。

自然栽培パーティー塾に7施設参加中。

2024年5月の北海道、6月に愛知で実施された自然栽培パーティー塾。自然栽培に関心を持つ、新たな7施設を対象に、実際の畑作業や、工賃向上の取り組み、食の安全についての講義を催しました。7施設は、11月のフォーラムにも参加し、農福連携の輪は、現在進行形で拡大中です。

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