自然栽培パーティー流、しんじょうさいで、盛大に。
2016年から毎年開催している、全国フォーラム。本年度は、鹿児島中央駅に直結した、ライカなんごくホールに、全国から170名の参加者が集いました。
自然栽培パーティーは、無農薬、無肥料の自然栽培に、障害のある人たちとともに励む団体、個人のつながりです。ヤマト福祉財団はパーティーの設立当初より支援をしています。
フォーラムの前日には、全国でおこなっている自然栽培のモデルとなる畑づくりのひとつ、農園づくり in 鹿児島 にて、そばの収穫や、玉ねぎの植え付けを実施。50名ほどの参加者が、農福師(農業で楽しく働く利用者)とともに汗を流し、畑作業の楽しさを実感したようです。
フォーラム当日は、祭りをイメージした趣向を凝らし、全国で採れた野菜をのせた神輿が、オープニングに登場しました。
他にも、農福師オリジナルおみくじなどが配られ、にぎやかで楽しい会場となりました。
食と大地が支える、人の営み。
今大会のテーマは、未来のこどもたちに、自然栽培パーティーができることを考える。
挨拶に立った、ヤマト福祉財団、山内理事長は、「人間が生きるとは食べていくこと。その根源的なところに、自然の大地を踏みしめて生きていくという、自然栽培パーティーの活動はつながっている」と、同会のいっそうの活躍に期待を寄せました。
教育学が専門の汐見としゆき氏の講演では、「同会の活動が、障害者の自立だけではなく、今後の社会に重要な役割を担ってくる」と、エールとともに、示唆に富む話が伺えました。
全国の,事例発表、農自慢では、農福師の自慢話で盛り上がるだけでなく、農福師がこどもたちにお米づくりを教える取り組みや、自然栽培パーティーの野菜が学校給食に採用されたことなどが報告されました。会の締めくくりは、半農半歌手として活躍するYaeさんのライブで会場は一体に。心に響くフォーラムとなりました。