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スワン工舎卒業生訪問、41。ヤマト スタッフ サプライ株式会社さま。

誠実さと、働くよろこびが紡いだ、互いの成長と絆。

真面目で明るい性格にみんな一目惚れ2回の実習を経て、ご本人も働きやすさを感じ、相思相愛で入社を決断。ピーシー入力作業を中心に、貴重な戦力として活躍しています。

ヤマト スタッフ サプライ株式会社
2002年に設立。物流を中心とした人材派遣事業のほか、軽貨物配送事業、民間初の国土交通省認定機関として、運転適性診断などの安全教育事業を全国展開しています。
社会福祉法人ヤマト自立センター スワン工舎。
就労に必要なスキルの習得はもちろん、就労先の開拓から、就労定着支援員による就労後のサポートまで、一貫したプログラムで、はたらくよろこびをともに、をモットーに、障害者の自立支援に取り組んでいます。
小野寺 瑠衣さん。
ヤマト スタッフ サプライ株式会社、2023年9月16日入社。役所などの紹介からスワン工舎に入るかたがほとんどの中、自ら電話し、応募してきた小野寺さん。向上心豊かで、読書家でもあります。戦国物が好きで、最近の愛読書は今村翔吾。ホロライブしで、グッズ集めも趣味のひとつです。

打ち解けられた職場は大切な場所。これからも頑張っていきたい。

取材当日は安全講習が催されており、ふだんより少しにぎやかな支店内。そんな中でも落ち着いて机に向かうのは小野寺瑠衣さん。キーボードの上で踊る指先は流れるように軽やかです。

「彼女の入力は正確でミスがないですね」と評価する、長谷川聡支店長。小野寺さんの仕事に対する前向きさも、同支店での初の障害者雇用を強く後押ししました。

小野寺さんが主に担当しているのは、平均して毎日100人分のファクスで送られてくる、派遣社員のタイムシート、勤怠情報を管理ソフトに入力する作業。ですが、社会人経験はなく、ちょっぴり人見知り。ピーシー操作についてしっかりと学んだことはないのだそう。

スワン工舎で、「パンの前に置くプライスカードを作ってみて」と、きっかけを語る小野寺さん。以来、メキメキ上達しました。

彼女の働きぶりをそばで見守っていたふたりがいます。現在、一緒に仕事をしている西海詩織さん曰く、「小野寺さんはちょっとアドバイスすると、すぐにできる。逆に質問をしてくれることもあって気づきが感じられます。すごく信頼しています」。

入社したての頃を振り返る根岸美由起さんは、「業務を覚えて、ミスなくこなすことが、成長の一歩目でした。当時は、机にいっぱい付箋を貼って」と、目を細めます。

仕事ができるので、つい頼みすぎてしまい、最初の冬にはパンクしてしまったこともありましたが、お互い本音で話し合って解決。二人三脚で来たふたりでしたが、昨年6月、根岸さんに別支店へ異動の辞令が。「寂しいといった内容のラインをもらい、私だって寂しい」と、根岸さん。

はたで見ていた西海さんの目にも、「テンションが低くなっている感じはしましたけど、責任感も強い彼女は、自分の中できちんと整理をつけたようで。強いなと感じています」。

「最近は、仕事を振ってくれるのが嬉しい」と、日々、はつらつと励む小野寺さん。ぜひ正社員を目指してほしい、と支店長も応援しています。

職場の皆さんと。後列左端、長谷川支店長。前列左端より、根岸さん、小野寺さん、西海さん、職場のみなさん。

「みんなが優しくて、ずっとこの職場で頑張っていきたい」と語る、小野寺瑠衣さん。

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