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2025年度、ヤマト グループ ボランティア プロジェクト。

ヤマトの力が、障害者施設のお役にたっています。

ヤマト福祉財団は、ヤマト運輸労働組合と連携して、障害者施設の収入アップと、地域でつながる事を目的に、農業のボランティアプロジェクトを、春秋の1年に2回、2ヵ所で開催。今年は、埼玉県と、長野県で実施しています。

5月31日、埼玉ふっこう株式会社/ヤマト運輸労働組合、東松山支部。

4日分の仕事を、支部のみなさんが、2時間で完了。

埼玉県熊谷市、利根川沿いに広大な農地を有する、埼玉ふっこう株式会社の収穫のお手伝いに、ヤマト運輸労働組合、東松山支部の36名が集合しました。

当日は、あいにくの大雨。予定していたジャガイモの収穫を急遽、タマネギの調整作業に変更しました。大きなハウスで、収穫後に乾燥させていたタマネギの茎と根っこをカットする作業です。

埼玉ふっこうで働く利用者さんは、「熊谷の暑さは日本いちだから、炎天下の作業が大変」、「タマネギは収穫したあとの作業が重いし、大変なので、手伝ってくれてありがたい」と、話してくれました。

埼玉ふっこう代表の新井利昌さんは、「今日は私たちが4日間かけておこなう作業を、みなさんにお手伝いいただいて、なんと2時間で終えることができましたこのタマネギは食品加工メーカーに原料として販売されます」と、施設の紹介をしていただきました。

「お店に並んでいるのは、きれいなタマネギ。泥がついているタマネギを触って、どんなに手がかかっているのか感じてほしい。今日の体験で、我々にもできることがある、とみんなも思ったと思います」と、東松山支部のもりいと,執行,委員長(当時)。

秋の再開を約束して、作業をおこなった玉ねぎや、埼玉ふっこうで生産する水耕栽培の野菜をお土産にいただきました。

埼玉ふっこう株式会社。埼玉県熊谷市。

障害のあるかた、一般企業で就労が困難な人々を受け入れる、ソーシャルファームとして、さまざまな背景を持った人々が、共に働き、活躍する社会の実現をめざしています。野菜の水耕栽培、オリーブや深谷ネギの苗、白菜、タマネギなど10ちょう、東京ドーム2つ分の農地で生産。また、地域の観光資源として、ガーデンづくりを始め、体力がペースダウンしていくメンバーの仕事にもなっています。

6月7日、社会福祉法人、くりのみえん/ヤマト運輸労働組合長野支部。

2.5タン、約8トンの玉ねぎを、1時間半で収穫しました。

梅雨の合間の晴れに恵まれた1日、長野県小布施町にある、くりのみえんが、今回、収穫をお手伝いする施設です。

小布施町郊外の5ヘクタールの農地で、養鶏やタマネギ、ニンジン、ナス、お米の栽培などを有機農法でおこなっている、くりのみえん

当日は、長野支部のみなさんや、関係者をあわせて35名が、玉ねぎの収穫をお手伝いしました。2.5たん、すなわち0.25ヘクタールの畑にあるタマネギを、手で土を除け、掘り出して、その場においていきます。長野支部大森執行,委員長(当時)の、「労働組合が一丸となって、くりのみえんさんのお手伝いをさせていただきたい」という、かけ声で作業がスタートしました。

1時間を過ぎると収穫が終わりそうで、急遽、他の畑で乾燥させているタマネギの茎を切り、コンテナで運ぶ作業を追加しました。

当日は、財団の山内理事長も参加。利用者さんと一緒に汗をかいて収穫をおこないました。長野支部の参加者は、「普段はスーパーのタマネギしか知らない。現場を体験して、ここまでになる苦労が分かった」。「担い手不足を聞いた。協力していくのも必要だと思う」。「子どもと一緒に参加できて良かった」。

くりのみえんの利用者さんは、「みなさん、タマネギをとるのも、茎を切るのも、運ぶのも早かった助かった」と、話しています。

社会福祉法人くりのみえん。長野県上高井郡小布施町。

1997年、小布施町郊外に設立。20名の利用者さんが中心になって、平飼い養鶏2,000羽、5ヘクタールの田畑で、有機農業に取り組んでいます。畑の草を除草して養鶏の餌にし、鶏糞を畑の肥料にする自然循環農業を実施。おぶせのたまごは、さまざまな賞も受賞しています。

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