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YWF トピックス。

2025年夏のカンパより、6,243万2,000円のご寄付をいただきました。誰もが幸せを感じられる社会をつくることに役立てていきます。

本年度も、ヤマトグループ企業労働組合連合会、ならびにグループ各企業関係団体のみなさまより、夏のカンパのご寄付をいただき、9月18日に新潟県、湯沢カルチャーセンターにて開催された、ヤマト運輸労働組合、第80回定期中央大会の中で、贈呈式がおこなわれました。

ヤマトグループ企業労連の森下会長よりカンパの贈呈をいただいたあと、挨拶に立った山内理事長は、「みなさまの、本当に熱い熱い、貴重な志を頂戴することができました。ここに集まる職場を代表するみなさま、職場の仲間のみなさま、本当にありがとうございました。みなさまからの浄財は、障害のあるかたの自立と、社会参加に役立てていきたいと思います。

現在、日本で障害のあるかたは11人に1人と言われています。みなさんの職場、あるいは地域社会で、11人に1人は何らかの障害を持っていらっしゃるということになります。あるとき、車椅子のかたとお話をした時に、こんなことを言っておられました。

『私たちは確かに歩けない。だから車椅子を使っているけれど、歩けないことが障害じゃない。車椅子があれば、お店にも旅行にも行ける。ただ、移動の時にスロープがない、段差があって車椅子が乗り越えられない。そこで進めなくなることが障害になる』。

つまり、自身に障害があるということではなく、それを補うべき社会や、環境のあり方次第で、障害が生まれてしまうということです。例えば、知的障害のかたであっても、不得手な部分を我々が補うことによって、障害が障害ではなくなるということではないかと思います。

私たちの社会も同じです。ヤマト福祉財団を作った小倉昌男の意思を継いで、今日、みなさまからいただいた浄財を、障害のある人もない人も、一緒になって幸せを感じられる社会を作っていくものに役立てていきたい、と思います。温かい志をありがとうございました」と、組合を代表するみなさまに感謝の意をお伝えしました。

2025年度ヤマト福祉財団奨学金贈呈式をおこないました。

ヤマト福祉財団では、社会の役に立ちたいと学ぶ、障害のある大学生に、返済不要の月額5万円の奨学金で応援しています。今年度は、78名の応募があり、12名が選考されました。

佐野ゆめかさん。慶應義塾大学、環境情報学部、環境情報学科、1年 。

まさいわ琉汰さん。同志社大学、法学部、政治学科、1年。

野口まゆさん。関西国際大学、教育学部、教育福祉学科、1年。

髙嶋ゆうだいさん。早稲田大学、基幹理工学部、表現工学科、3年。

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