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「おらほ(わが町)の誇りとなる立派な市場ができあがった」と喜びに湧く南三陸町で、6月1日、南三陸町地方卸売市場(以下、本市場)の完成式典が開催されました。東日本大震災 生活、産業基盤 復興再生募金では、南三陸町に仮設魚市場の建設やスラリー製氷機などを助成しましたが、これら設備も本市場に活用されています。
佐藤 仁町長は「震災から5年、多くのかたに支えられてここまで来ました。仮設市場の助成は、復興への大きな一歩となったと感謝しています」と挨拶。瀬戸理事長は「この市場から南三陸町にたくさんの笑顔が広がることを楽しみにしています」とお祝いの言葉を贈りました。
本市場は、衛生、品質管理を徹底するため、外部と遮断できるように荷さばき場を密閉型にし、場内に はいる際も滅菌エリアで手洗い、長靴の洗浄をおこなうなど、志津川湾の豊富な海の幸を安全に海外にも送れる HACCP 対応になっています。当日おこなわれた初セリでは、仲買人がタブレットを使用。宮城県漁業協同組合 志津川支所運営委員会の佐々木 憲雄委員長は「最新の市場としていろいろな試みをおこなっていますが、みんなでよい市場に育てていきたいですね」と話しています。
HACCP とは食品の製造工程において海外から求められる安全基準を満たすための衛生管理手法です。
最新設備が整った市場でおこなわれた活魚の初セリ。
「サケの遡上に間に合うよう仮設市場を助成いただいたことが大きかった」と南三陸町の佐藤町長。
志津川湾から見た本市場と仮設市場。
好評を得た2月の新大阪に続き、6月11日に京都でステップアップセミナーを開催しました。
新堂塾のアドバイザーで東京学芸大学の菅野 敦教授が「利用者さんの能力を高めるアプローチと現場づくり」について講演。新堂塾長は「職員には、新しい仕事を獲得する営業努力も必要です。利用者さんのために、なにができるのかを考えていきましょう」と話しました。お2人に学び実績を上げた元塾生3人は、「給料が増えると、利用者さんの仕事振りも表情も大きく変わってきます」と現場で実践してきた体験談を報告。
「その喜びをみなさんも新堂塾の同窓生となって共有してほしい」。菅野教授は、約150名の参加者に7月から募集する塾への参加を呼びかけました。
障害者の仕事づくりや雇用の創出、拡大、労働条件の改善などを積極的に推し進め、障害者の自立支援に取り組んでおられるかたを第17回ヤマト福祉財団小倉昌男賞にご推薦ください。
詳しくはホームページをご覧下さい。http://www.yamato-fukushi.jp/works/award/