ネパール小児白内障治療プロジェクト。
現地医療チームとの実施合意文書に調印しました。
ヒカリカナタ基金は、治療すれば目が見えるようになる子どもたちへの支援をしようと、第17回ヤマト福祉財団小倉昌男賞受賞者の竹内昌彦氏らが、小児白内障治療を目的に創設されたものです。その副賞賞金も基金の一部となりました。
子どもの頃に失明した竹内さんは、モンゴルのマッサージスクールや、キルギスの視覚障害者リハビリテーションセンターの建設、貧困により手術を諦めていた視覚障害児の手術費用を肩代わりするなど、竹内さんの手がけた支援は、講演活動や、ご自身の半生を綴った書籍の売り上げ金で賄われています。
ヤマト福祉財団は竹内さんから、「次に支援を必要とする国はないか」と相談を受け、ヤマトグループで就労するネパール人が急増していることや、貧困により手術ができずに失明する白内障患者が多いことから、ネパールへの支援を提案しました。併せて、ヤマト福祉財団が、現地調査や、監理、その他の付帯費用を分担することも提案しました。
小児白内障治療の資金援助をおこなう、ヒカリカナタ基金と、ヤマト福祉財団は、ダディン郡の ふたつの小学校と、目の診察をする診療所を視察。昨年12月10日に、本プロジェクトの受け入れ機関で、診療、手術を実際におこなう、プロフェッショナル・サポート・サービス・ネパール( PSSN )と実施合意文書に調印をおこないました。
ダディン郡チャウトデウラリの集落。青い屋根が小学校、右上が村の診療所、ここにドクターが出張し、診察をおこないます。
椅子に座って、目の不自由な子どもたちに思いを馳せる、ヒカリカナタ基金の竹内氏。
PSSN、ヒカリカナタ基金、ヤマト福祉財団、三者調印後の握手を交わしました。
もう一ヵ所、診察をおこなう予定のジバンプールの学校。
カトマンズの眼科病院。
診察をおこなうDr. サビナ。