2年間の訓練と頑張りを糧に、社会人として働く第一歩を。
社会福祉法人、ヤマト自立センターでは、2年間で、就労のための訓練をおこない、企業に就労することで卒業になります。これまでに輩出してきた卒業者は、平成30年度卒業者19名を加えると180名(重複利用者は除く)に。今回のお祝いには、卒業者81名も駆けつけています。
開会の挨拶で、瀬戸理事長は、「会場のうしろまで一杯になるほどたくさんのかたが集まってくれました。この会場が狭くなるほど卒業者が増えてきたことを、うれしく思います」と伝えました。
新社会人となった卒業者は、瀬戸理事長から修了証書を受け取ったあと、それぞれの近況を報告しました。
JFE ビジネスサポート横浜株式会社で働きはじめた渋谷直樹さんは、会議机の清掃や、使用するコピー機の清掃、紙補充などをおこなっています。「体をかなり動かすので疲れますが、仕事を終えたあとには達成感があります」。
介護の職業訓練を受け、初任者研修の資格を取得した柳田樹人アルトゥールさんは、特別養護老人ホームで働くことが決定。「いままで施設見学や、ボランティアをしていましたが、いよいよ来週から働きはじめます」と、意欲満々です。
長野計器株式会社に勤める鈴木あやさんは、清掃と事務補助を担当しています。「いろんなかたから支援を受けて2年間頑張ることができ、やっと会社勤めができるようになりました。社員のかたからも、温かいお気遣いをいただき、ここでなら働き続けることができそうだと感じています」と、感謝の気持ちを伝えました。
卒業しても、スワン工舎は、ずっとみなさんの応援団です。
続いて、勤続10年を超える3名の先輩たちの表彰と近況報告へ。かっぱ寿司川越店で働く、矢島秀和さんは、新座店から川越店に異動し、環境が変わっても元気に働き続けています。「シャリを炊いたり、茶わん蒸しや、いなり寿司などを作っています。お正月は大忙しでした」。そんな先輩たちの活躍する姿は、新社会人として一歩を踏み出した彼ら、彼女らの良いお手本となっています。
その後の懇親会で、社会福祉法人、ヤマト自立センターの高橋正浩、業務執行理事は、「みなさんは、2年間、たくさんの、周りのかたに支えられてきました。でも、一番頑張ってきたのは、ご自身だと私たちは知っています。これからは、いままでとは違った、いろいろな苦労があると思いますが、スワン工舎は、ずっとみなさんの応援団です」と挨拶。すべての卒業者を、いつまでも見守り、支え続けたいと伝えました。