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利用者さんの給料増額へ向かって。

夢へのかけ橋 実践塾活動報告。

1月16日から18日、楠元塾、第2期、第3回見学、勉強会。

1月16日、17日。一般社団法人、おひさま、いいはたらくばトポス。

整理整頓ができていないと、無駄なコストもかかってしまう。

1月16~18日、楠元塾は、ふたつの塾生施設で見学、勉強会をおこないました。16、17日は、茨城県牛久市の、いいはたらくばトポス へ。「料理は、どれも美味しい」と楠元塾長。「これからの季節、より気をつけてほしいのは、衛生管理です。前日に用意した煮物は、詰める前に、もう一度、火をとおしてください」とアドバイスしました。「醤油など、ボトルにシールを貼り、古いものから順に使うこと。賞味期限が切れたら捨てるしかない、それはお金を捨てるのと同じですよ」と棚卸しの大切さを伝えました。

いいはたらくばトポスでは、作業効率を上げる動線や、9マス弁当の盛り付けかたなどもアドバイス。

1月18日。社会福祉法人、入間東部福祉会、ハーモニー。

衛生管理は、飲食業の基本。段階的にでも、改善を進めてほしい。

埼玉県入間郡にあるハーモニーは、三芳町の文化会館内で福祉喫茶ハーモニーを運営し、弁当の販売もおこなっています。利用者さんの仕事をみて、楠元塾長は、「コロッケも随分と上手に揚げていて、職員の指導が良いのだとわかります」。今後の課題は、やはり衛生管理だと指摘。「どこで靴を脱ぎ、スリッパに履き替えるのか。手洗いは自動化して洗浄、消毒液を決められた量と時間で毎回おこなえるようにする。これは、気をつけるべきことの一部に過ぎません。いまから段階的に改善していってください」と、全塾生にアドバイスしました。

楠元塾長にアドバイスを受けながら、盛り付けをする利用者さん。

1月24日、25日。楠元塾 第2期、第4回見学、勉強会。

NPO 、ふれあい キャッチボール。

収支管理を理解し、目標が見えれば、職員のモチベーションも上がってくる。

第4回見学、勉強会で訪れたのは、宮崎県東臼杵郡にあるキャッチボール。事業所の職員も参加し、原価計算や、収支管理などを1から学ぶことに。これにより、いくつ弁当を販売するかや、売り上げの数字目標も明確になりました。早速、新規顧客開拓や、新商品の開発に取り組んでいます。

3月13日から15日。楠元塾 第2期、第5回研修会。

3月13日、14日。社会福祉法人、小国町、社会福祉協議会サポートセンター悠愛、就労支援センター、陽なたぼっこ。

高齢者施設への配食サービスにも力をいれ、残り半年間で、各人の目標の達成を。

3月13日、14日、楠元塾2期生の第5回研修会を、熊本県阿蘇郡の就労支援センター、陽なたぼっこでおこないました。塾生施設見学では最後の事業所です。陽なたぼっこの売り上げの柱は、高齢者への配食サービス。楠元塾長は、「私たちは、とろみ食や、刻み食など、他の弁当屋さんでは対応できない高齢者食を作ります。陽なたぼっこのように、高齢者宅に配食するのは大変ですが、施設にまとめて届けるのなら効率的。残り半年、利用者さんの給料増額へ、できることはなんでもやっていきましょう」と伝えました。

「一度に盛り付ける弁当の数を減らし、できたものから早く配達に出られるように」と指摘を受けました。

3月15日。 NPO 夢、さぽーと、お弁当の かず味。

お客様が求めている商品こそ、より喜んでもらえる工夫を添えて提供。

翌日は、同じ熊本県の宇城市で、お弁当の かず味 を運営する、楠元塾1期生、夢、さぽーと へ。美しい盛り付け、仕事場でキビキビと働く利用者さんの姿など、「さすがに先輩だけありますね。いいものを作っています」と楠元塾長。「なぜ、もっと売り上げが伸びないのか不思議。人気の唐揚げを、300円のおかずではなく、もう一品足して、380円のおかずとして販売すれば良いのでは。お客様が求めている商品をどう売るか。工夫次第で、売り上げは変わりますよ」とアイデアを出しました。

夢、さぽーとでは、厨房が狭いため、弁当の盛り付けは、こまめにおこなうようにしています。

社会福祉法人ヤマト自立センター、第11回卒業者の集い。

歴代最多、19名、新社会人の門出を祝福。

2月16日、埼玉県の志木市民会館パルシティで、社会福祉法人、ヤマト自立センターの第11回卒業者の集いを開催しました。平成30年度卒業者は19名と、歴代最多の人数です。その門出を、ご父兄や、歴代卒業者など、総勢120名がお祝いする、賑やかな会となりました。

2年間の訓練と頑張りを糧に、社会人として働く第一歩を。

社会福祉法人、ヤマト自立センターでは、2年間で、就労のための訓練をおこない、企業に就労することで卒業になります。これまでに輩出してきた卒業者は、平成30年度卒業者19名を加えると180名(重複利用者は除く)に。今回のお祝いには、卒業者81名も駆けつけています。

開会の挨拶で、瀬戸理事長は、「会場のうしろまで一杯になるほどたくさんのかたが集まってくれました。この会場が狭くなるほど卒業者が増えてきたことを、うれしく思います」と伝えました。

新社会人となった卒業者は、瀬戸理事長から修了証書を受け取ったあと、それぞれの近況を報告しました。

JFE ビジネスサポート横浜株式会社で働きはじめた渋谷直樹さんは、会議机の清掃や、使用するコピー機の清掃、紙補充などをおこなっています。「体をかなり動かすので疲れますが、仕事を終えたあとには達成感があります」。

介護の職業訓練を受け、初任者研修の資格を取得した柳田樹人アルトゥールさんは、特別養護老人ホームで働くことが決定。「いままで施設見学や、ボランティアをしていましたが、いよいよ来週から働きはじめます」と、意欲満々です。

長野計器株式会社に勤める鈴木あやさんは、清掃と事務補助を担当しています。「いろんなかたから支援を受けて2年間頑張ることができ、やっと会社勤めができるようになりました。社員のかたからも、温かいお気遣いをいただき、ここでなら働き続けることができそうだと感じています」と、感謝の気持ちを伝えました。

卒業しても、スワン工舎は、ずっとみなさんの応援団です。

続いて、勤続10年を超える3名の先輩たちの表彰と近況報告へ。かっぱ寿司川越店で働く、矢島秀和さんは、新座店から川越店に異動し、環境が変わっても元気に働き続けています。「シャリを炊いたり、茶わん蒸しや、いなり寿司などを作っています。お正月は大忙しでした」。そんな先輩たちの活躍する姿は、新社会人として一歩を踏み出した彼ら、彼女らの良いお手本となっています。

その後の懇親会で、社会福祉法人、ヤマト自立センターの高橋正浩、業務執行理事は、「みなさんは、2年間、たくさんの、周りのかたに支えられてきました。でも、一番頑張ってきたのは、ご自身だと私たちは知っています。これからは、いままでとは違った、いろいろな苦労があると思いますが、スワン工舎は、ずっとみなさんの応援団です」と挨拶。すべての卒業者を、いつまでも見守り、支え続けたいと伝えました。

「これからお世話になるかたたちに、ありがとうの言葉を伝えるとともに、たくさんのありがとうも、もらってください」と高橋業務執行理事。

瀬戸理事長は、「誰かが休んでも、君がいるから安心だ、と、頼りにされる、そんな存在に成長してください」と呼びかけ、平成30年度卒業者19名、うち欠席5名に、修了証書を贈りました。

今年の10年勤続表彰は3名。長く働き続けるにはなにが大切か、先輩がたの働き方などを教えてもらいました。

スワン工舎羽田の新卒者は6名。

スワン工舎新座の新卒者は13名。

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