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19世紀末から、20世紀初頭にかけて、ウィーンでは絵画や、建築、工芸などの分野で、世紀末芸術と呼ばれる、独自の文化が開花しました。画家、グスタフ クリムト(1862-1918)や、エゴン シーレ(1890-1918)、建築家、オットー ヴァーグナー(1841-1918)、デザイナーのコロマン モーザー(1868-1918)などが登場し、モダン アート、モダン デザインの黄金期を迎えます。
この世紀末文化は、突如、誕生したものではなく、18世紀に蒔かれた種が、19世紀末に開花、結実したものと言えます。18世紀の女帝、マリア テレジア時代の啓蒙思想が発展し、ウィーンのモダニズム文化の萌芽となって、19世紀末の豪華絢爛な芸術運動へと繋がったのです。本展は、この近代化への過程の視点から、ウィーンの世紀末芸術をひも解く、新しい試みの展覧会です。
ひとつ目は、本展は絵画、建築、応用芸術、音楽などのウィーンの芸術文化の全容が分かる総合展となっていることです。ふたつ目は、総作品数約400点(東京展)という圧巻の作品群。その中には、クリムト47点、シーレ22点、ココシュカ17点など、ウィーン世紀末巨匠画家の傑作も集結しています(いずれも東京展)。みっつ目は、改修工事に伴い、ウィーン ミュージアムの至宝が一堂に会することができたことです。
他にも、建築ファン、音楽ファン、ファッション好き、歴史好きなかたがたにとっても、ウィーンの魅力が満載の展覧会です。どうぞお楽しみください。
本展はヤマト グローバル ロジスティクス ジャパン株式会社が、作品の輸送、展示をしています。
グスタフ クリムト。エミーリエ フレーゲの肖像。1902年、油彩、カンヴァス。178かける80センチメートル。ウィーン ミュージアム蔵。
エゴン シーレ。自画像。1911年、油彩、板。27.5かける34センチメートル。ウィーン ミュージアム蔵。
オットー ヴァーグナー。カール ルエーガー市長のための椅子。1904年、ローズウッド、真珠母貝による象嵌、アルミニウム、革 。高さ 99センチメートル、幅 63センチメートル。ウィーン ミュージアム蔵。
7月12日 金曜日、10時から17時。
障害者の働く場が、より高い賃金を目指すために必要なことは何か。食品製造、軽作業、配食サービスを事例とし、品質や生産性の追求と、福祉の関係について、理解を深めていきます。
7月26日 金曜日、10時から17時。
経済的自立力を備えた経営の実現、働くことの価値をどうとらえるのか。単に障害だけでなく、さまざまな事情を抱えた人たちが集う、働く場について、深く掘り下げていきます。
8月23日 金曜日、10時から17時。
障害の特性にあわせて能力を育てる。地域と繋がりを作る。将来の夢に耳を傾ける。障害のある人が、働く場に求めていることに、真摯に応える事業所作りについて掘り下げます。
ヤマト福祉財団 News, No. 62.
4月20日発行、2019 Spring.
詳細情報、最新情報は https://www.yamato-fukushi.jp/.
ご意見、お問い合わせは y.zaidan@yamatofukushizaidan.or.jp まで.