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就任のごあいさつ。

人は自立して生活することで幸せを感じられる,を大切に。

理事長,山内 雅喜。

みなさま、こんにちは。

このたび,ヤマト福祉財団理事長を務めさせていただくことになりました,山内雅喜と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

この財団の創設者である小倉昌男さんは、「あらゆる障がい者が、健常者と肩を並べ、街に出て仕事をし、人生を楽しめる社会を作るべきだ」と言っておられました。そこには、人は自立して生活することで、幸せを感じられるんだという思いがあります。

私は、この考え方を大切にしていきたいと思っています。

自分で自分の生活を作っていく、イコール、自立していく、そのためには、それを支える金銭的な裏付け、つまり、収入が必要となります。収入をいかに伸ばしていくかが大切なテーマになります。そのために、福祉財団では、これからも作業の効率を上げるために必要な投資の支援をおこなったり、売り上げを伸ばすための経営手法を学ぶ場を提供したり、いろいろな取り組みを続けてまいります。

私は学生時代、自閉症の子の家庭教師の経験があります。家庭教師といっても、勉強というより、一緒に遊んだりすることが中心でした。彼は不得手なこともありましたが、ものを記憶したり、正確に作業したりすることにおいては、抜群の能力を発揮しました。人はできる、できないではなくて、得手不得手があるだけなんだと、衝撃をもって理解したのを覚えています。得手を発揮できる環境があればいいんだ、と。

みなさまからいろいろなご意見をいただきながら、ヤマト福祉財団の活動をさらに発展させていき、あらゆる障がい者のかたが幸せになれる社会を目指していきます。

よろしくお願いいたします。

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