楠元塾。第2期修了式、第3期開講式
塾長の真似から始めたことが、2年間でしっかり自分のものに
9月27日、28日、東京都中央区のホテル フクラシア晴海で、第2期楠元塾修了式をおこないました。
ヤマウチ理事長は、「弁当配食サービスについて学んだ、この2年間、たくさんの苦労があったと思います。それを乗り越えてきたことを誇りに、みんなが幸せになれる社会を築いていってください」と挨拶しました。
塾生たちの表情は、ひとつのことをやり遂げた充実感でいっぱいです。「メニューや、盛り付け、作業の段取り、7S の徹底など、塾長のやりかたを、見よう見真似で始めたことが、やっと自分のものになってきました」、「容器洗いしかできなかった利用者さんが、いまは包丁を持ち、弁当の仕込み作業で力を発揮しています」、「給料が上がった、と喜ぶ利用者さんを見て、この笑顔のためなら、もっと頑張れると思います」と、2年間の成果を報告しました。
楠元塾長は、「最初は弁当屋ごっこにしか見えなかったみなさんが、いまは立派な弁当屋さんですね。大切なのは、ずっと挑戦し続けること。いつでも私は相談に応じますよ」と激励の言葉を贈りました。
新塾生それぞれに合う方法を、一緒に考え、実現しましょう
同日には、第3期楠元塾の開講式をおこないました。2期生や、応援に駆けつけた1期生の報告を聞きいる新塾生の姿は、真剣そのものです。先輩の報告には、 PDCA や棚卸し、原価計算、弁当を毎日撮影し、記録するなど、新塾生には、初めて聞く内容もあります。
「弁当の写真を毎日記録しておけば、以前オードブルを購入されたお客さまが、前と同じものを、と注文された時、要望どおりに対応できますし、盛り付けなどの反省点を活かすこともできます。このように、弁当は、毎日でも改善できる事業です。お客さまがなにを望んでいるのか。一度購入されたお客さまをリピーターにするにはどうしたら良いのか。それぞれの地域で客層も食材も違いますから、塾生ひとりひとりに適した方法を、これから一緒に考え、実現していきましょう」と楠元塾長。こうして3期生の実践塾は、スタートしました。