JDF能登半島地震支援センターを訪ねて
JDF能登半島地震支援センターを訪ねて
2024年1月1日の能登半島地震を受け、「JDF能登半島地震支援センター」が石川県七尾市で5月13日に開設されました。現地の障がい者団体と連携し、障がいのある方の支援活動を続けています。
4月27日〜30日、財団ではJDF能登半島地震支援センタ−48クール(活動開始から48週目)のボランティアスタッフに同行させていただきました。
支援センターの拠点のある和倉温泉は、旅館組合に加盟する20軒のうち営業を再開しているのは5軒のみ。被災から1年5ヵ月が過ぎても街並みに人通りはなく、解体工事が進んでいるところもあれば、クラックが入った大きなホテルがそのままになっているところもあります。
また、復旧が進みはじめた所に9月の「令和6年奥能登豪雨」が追い打ちをかけました。仮設住宅などの床上浸水など533戸におよび、未だ断水している地域もあります。
和倉温泉から、輪島市、能登町、珠洲市の障がい者施設を訪問し、今クールでの支援の確認等を行いました。被災地から他の地域へ移った方が多く、どこの施設でも共通するのは人手不足。支援は、「利用者さんが施設に通う、病院に行く」など移動支援、公費解体のための家の片付け、見守り等々多岐に渡っています。
市街地は復旧工事など進んでいるように見えますが、地震・津波・豪雨被災の奥能登は、まだ手付かずのところも多く残っています。
能登でのJDFの支援活動や、これからの支援活動について、次号のヤマト福祉財団Newsでご紹介します。
和倉温泉の被災状況を視察
支援に入る障がい者施設で打ち合わせ
輪島の朝市が更地に
送迎支援を行う利用者さんの仮設住宅
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