導入部卒業者14名、勤続10年4名を表彰。社会に巣立った卒業者は12年で198名に。

2月1日、埼玉県の志木市民会館パルシティで社会福祉法人ヤマト自立センターの第12回卒業者の集いを開催。令和がんねん度卒業者14名、勤続10年の4名が表彰されました。

主部12回目を迎える卒業者の集いに、約120名が集まりました。

今年で12回を迎える卒業者の集いは、社会福祉法人ヤマト自立センターで訓練をおこない、企業に就労したみなさんを卒業者として表彰するものです。これまでの卒業者は、スワン工舎新座が179名、スワン工舎羽田が19名の、あわせて198名。今回のお祝いには、歴代卒業者と、ご父兄を含めて、約120名にお集まりいただきました。

開会にあたりやまうち雅喜理事長は、「障害のある人も、ない人も、一緒に働いて、一緒に暮らせる幸せな社会を作っていこう、というのが私たちの願いです」と挨拶。

卒業者はやまうち理事長から修了証書を受け取ったあと、会場のみなさんに、お給料の使い道や、これからの目標を披露しました。

スワン工舎新座の卒業者は、アンケート方式で、最初の給料の使いかたは、口座に貯金する、食事や洋服など自分のお金で購入している、などに手が挙がりました。スワン工舎羽田の卒業者は、ひとりひとりコメントです。初めてのお給料で、ご両親がプロポーズしたときと同じクルーズ船のチケットをプレゼントしたという、ヤマトパッキングサービス株式会社の加藤やすしさん。ファースト ファシリティーズ チャレンジド株式会社に就労した伊藤洋行さんは、お給料を貯めて、大好きな飛行機で、お母様と遊覧飛行がしたいと話します。株式会社ビジネスプラスで、お客さまにコーヒーをお出しする、岩崎広樹さんは、おばあちゃんと、新幹線で旅行に行きたい、と会場のおばあさまに約束しました。

勤続10年表彰の目標を力に。

続いて勤続10年を迎えた卒業者4名を表彰。株式会社いなげやの惣菜部門で、おにぎりを作っている木村聡美さんが、仕事でうれしかったことは、「パートのおばさんにほめられたことです」。株式会社ユニクロで勤続10年を迎えるのは、塩野拓也さんと、肥沼宏樹さんのおふたりです。塩野さんは、お給料を貯めて大きいテレビを買ったそうです。肥沼さんは10年間で休んだのは3日だけ、これからも健康に気をつけて、頑張りたいと話してくださいました。

その後の懇親会では、卒業者の応援団長、高橋正浩理事が、「まだ表彰を受けていない人たちも、ぜひ勤続10年表彰を目指してほしい。目標があるから頑張れるんです。目標は力なんです」と挨拶。会場の卒業者たちから、「頑張ります」と、拍手と一緒に大きな声が返ってきました。

写真説明

「卒業して終わりでなく、ずっとつながっていく場を作っていきたい」とやまうち理事長。令和がんねん度、卒業者ひとりひとりに修了証書を贈りました。

スワン工舎 新座、羽田をあわせて、令和がんねん度、卒業者は14名。欠席4名。

表彰された勤続10年の卒業者は4名。

会場に集まった卒業者のみなさん。前列は、今年度の卒業者。

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