自然栽培パーティー、台風19号直後の稲刈りに大奮闘。

10月14日、自然栽培パーティー会員施設である、東京都八王子市、 NPO 法人、多摩、草むらの会の田んぼで、雨天の中、稲刈りを実施しました。6月に田植えした稲が実ったものです。関東地方等に甚大な被害をもたらした大型台風19号のあとで、泥のぬかるみに足をとられ、作業は難航しましたが、自然栽培で育った稲は、たくましく成長し、はさがけまで完了できました。ヤマトグループの社員、家族約10名と、利用者のかたと一緒に作業をおこない、悪条件のなか、約1反の田んぼから収穫できたことによる達成感を全員で味わいました。

写真說明

ヤマトグループ社員の子どもも稲刈りをお手伝い。
みんなで協力してはさがけをおこないました。

強迫的、排他的な理想としての、強い障害者像。介助者との関係における、私の体験から。

京都大学、教育学部、教育科学科、ゆだ、ゆい。熊谷晋一郎、責任編集。臨床心理学増刊第11号、当事者研究をはじめよう、2019年8月、刊、より。

本誌2ページのリレーコラムに登場する、ゆださんが発表した論文です。いちにち24時間、ほぼすべての日常生活に介助を必要とするゆださんは、脊髄性筋萎縮症、エスエムエーという難病の当事者。ゆださんはこの中で、先駆的障害者たちの活動により、獲得できた、現在の介護保障制度に感謝する一方、自立生活を求める障害者は、自分ですべてを決める、強い障害者でなければならないという、自身の思い込みが誤りだったことを指摘します。障害者は介助者とともにあり、介助者の影響を受けながら、自分を出して行くのが、本来のありかたではないか、と投げかけます。読む人に、障害当事者と、介助者との関係性を考えさせるきっかけを与えてくれる内容です。

クロネコ DM 便配達本人による特別報告会。

全国に319ヵ所、約1600名のかたが活躍されているクロネコ DM 便配達事業。地元で報告会の開催を希望する施設を公募し、そこで配達する施設の報告会です。

社会福祉法人、はる、しごとも。東京都世田谷区。

しごとも は、11月12日に等々力地区会館で報告会を開催しました。

2004年からクロネコ DM 便の配達を始め、15年になります。

現在は月約2万冊を配達しており、配達量は障害者施設では全国1位です。

報告会には、50名ほどの参加者が集まりました。3名のクロネコメイトさんが、クロネコ DM 便配達の仕事内容や、工夫、日々感じている苦労や、楽しみについて報告しました。配達先で、「ありがとう」、「おつかれさま」と、声をかけてもらうことがうれしいといいます。質疑応答もあり、参加者からの質問に、自分たちの言葉で丁寧に説明していました。

NPO 法人、いろえんぴつ、心理福祉コミュニティズ、いろえんぴつ。横浜市、港北区。

11月21日に横浜ラポールで、いろえんぴつが約140名の参加者を集め、報告会を開催しました。2009年から、クロネコ DM 便配達を始め、現在は20名で、いちにち平均50から60冊を配達しています。

いつも配達するときは、職員とメイトさん数名がグループで配達します。

投函先の住所を確認、端末操作も確認をしながら慎重におこない、丁寧にポスト投函し、配達している様子を壇上で演じ、来場者にみせてくれました。

また、クロネコメイトさんが、インタビュー形式でやりがいを感じて配達していることを発表し、これからも配達を続けていきたいと元気に報告しました。

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